話題:命日
まだ先の話ですが、10月3日は私の大切な恩師が亡くなってから6年目の命日です。
もう6年か…。
あれからそんなに経ったのか。
中学時代の部活のコーチです。
大腸がんで…56歳で亡くなりました。
いつも笑っている人だった。
怒ったところをみたことがなかった。
むしろ笑顔以外の表情を見たことがなかった。
だからこそ、お葬式で棺桶に入っているその姿…笑っていないその表情を見て、本当に衝撃的だった。
コーチが私たちに見せた、最初で最後の笑顔以外の表情…それが棺桶の中での表情だった。
怖かった。
あのとき、初めて死を怖いと感じた。
それまでもお葬式で亡くなった人を見る機会は何度かあったけど、コーチのお葬式が一番辛かった。
死は、あのコーチから笑顔を奪った。
3ヵ月という余命を知らされても、笑ってた。
「お前が成人して一緒に酒飲めるようになるまで死ねないな」
「看護師になって俺を看病してくれる日まで頑張るかー」
そう言って笑ってた。
だから、3ヵ月だなんて嘘だろうって思ってたのに…
なのに、本当に3ヵ月で亡くなった。
亡くなったのは夜中の2時頃。
本当にその時間…私は寝てたんだけど…
突然目が覚めて、右目だけから涙が止まらなくなって…悲しくもないのに1時間くらい泣き続けた。
そして朝…その時刻にコーチが亡くなったと知らせを受けた。
霊感とか、そんなものはないけど…
あれはコーチが会いに来てくれたんだと、今でも信じてる。
「笑え」
コーチの教え、全然守れてないね。
守らなきゃ。
思いだそう、コーチの笑顔。
私もあんな風に、「いつも笑ってたね」って言ってもらえる人になりたい。
みんなを笑顔にしたい。
今からでも遅くないよね。うん。
頑張ります。