胸壁と肺の間=胸腔内に空気が溜まり、肺が縮んだ状態。男性に多い。
自然気胸は原発性と続発性に分けられる。
原発性…はいに風船のような袋(ブラやブレブのこと)ができて、破裂し肺が縮む
続発性…基礎疾患や薬剤に夜

症状…発症側の胸部の疼痛、呼吸困難感、乾性咳

軽症だとドレナージしなくても安静で治癒することもある
(高齢で低栄養による胸水貯留があったりすると、ドレナージできないこともある)

観察項目…呼吸数、呼吸パターン、呼吸音の減弱、呼吸音の非対称、呼吸苦、共通、肩呼吸、鼻翼呼吸、呼気時の鎖骨上窩陥没、補助呼吸筋の使用、乾性咳、息切れ、チアノーゼ、頻脈、血圧低下、期外収縮、不穏

<気胸のドレナージ>
大胸筋性背側の中腋窩線の第4第5肋間を経由し前腋窩線から肺尖部の位置
先端は胸膜腔の中(肺を覆う臓側胸膜と、肋骨内面を覆う胸膜の間を胸膜腔という)
目的は胸腔内の脱気
吸引圧 −5−15cm H2O
呼吸性移動あり(人工呼吸中はなし)
エアリークあり(排液目的ならなし)エアリークがない時は抜去を疑う

観察
レントゲンで肺の虚脱がないか、肺動脈や肺静脈が見えなくなっていないか

抜去時
医師の指示で呼吸してもらう(吐いて息を止める)