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ASO

閉塞性動脈硬化症

【原因】

動脈の粥状(アテローム)硬化による狭窄が下肢の動脈に生じたもの。DM,HT,高脂血症などの動脈硬化を起こしやすい症例に多い。

【症状、診断】

病変部末梢には慢性的な阻血症状、間欠性跛行、下肢血圧・血流の低下。上腕・足関節血圧比(API)を確認しておく(<0.6)。閉塞部位の診断は動脈造影による。

【治療】

抗凝固薬や血管拡張薬、側副血行促進薬などの投与。狭窄部位が限局的であればバルーンカテーテルによる拡張やステント留置などの経皮的血管形成術PTA?EVT??)。適応があればバイパス手術。壊死をきたした場合は肢切断。→アンプタについては【整形】のカテゴリに記載(自分メモ)

ITPの場合、抗凝固薬などは使えない。

生食1000ml+メイロン8.42

メイロンは血管痛予防に有効とされる??? でもメイロンで血管痛おこる

メイロン ・・ 重炭酸。つまりアルカリ化剤。高カリウムの治療、アシドーシスの補正に使われる(※以前、アドレナリンの作用が現弱されるといわれていたが最近の研究では影響ないようである:2006年日本医師会雑誌)ほか、メニエル病でもよく使用。高炭酸ガスの場合はそれを助長するので使用すべきでない。ボトルではナトリウム負荷にも注意。

アッぺ

虫垂炎

虫垂は盲腸の内側端に付属する細長い管腔臓器である。この部分の化膿性炎症である急性虫垂炎は、急性腹症の一つ

【原因】

若年者ではリンパ組織の過形成。成人以降では糞石・異物。これらによって虫垂内腔が狭窄・閉塞し、遠位の内腔に分泌物が貯留すると虫垂壁が拡張して血行障害をきたすとともに、これに細菌感染が合併するために炎症がおこる。さらに進行すると組織の壊死と穿孔をきたす。

誘因…暴飲暴食・過労・反復する下痢

病理学的には@カタル性A化膿性B壊疽性に分類

【症状】

初期症状…吐き気、嘔吐、食欲不振、心窩部痛 痛みは時間の経過とともに右下腹部に移行する。心窩部痛を訴えている場合でも、触診をすれば右下腹部に圧痛をみとめる。

虫垂の先端が向いている方向によって、自発痛の部位が異なる。発熱を伴い、腹膜炎を呈すると高熱となる。ときに排便異常を訴える。便秘になる傾向が多いが、ダグラス窩に膿瘍を形成した場合、下痢症状を示すテネスムス(しぶり腹・裏急後重)が生じる。

臍と右上前腸骨棘を結ぶ線(臍棘線)の概則1/3の位置はマックバーニー圧痛点と呼ばれる。左右の上前腸骨棘を結ぶ点を3等分した右1/3の点は虫垂先端が内下方に向かう点であり、ランツ圧痛点と呼ばれる。虫垂が盲腸後面に存在すると、炎症が高度でも圧痛が軽度なことがある。

炎症の進行とともにブルンベルグ徴候や筋性防御が出現する。

ブルンベルグ徴候…いったん腹部を押して急に離すと痛みが増強する反動痛のこと。

筋性防御…腹腔内の臓器の炎症が腹壁の腹膜まで波及すると、罹患部位に対応した腹壁の筋肉が反射的に緊張する。手掌を軽く腹壁に当てるか、指先を用いてできるだけ弱い力で腹壁を圧するように触診する。痛みを訴える部位から遠いところから診察を開始し、痛みの部位に向かって触診を進める。左右の相対する部位を比較しながら触診する。

これらは炎症が前腹壁腹膜に及ぶと現れる症状で、虫垂炎の早期には見られない。

炎症が進むと腹膜炎をきたす。

通常は白血球数が増加し、核の左方移動(幼弱な好中球が増加すること)がみられる。

【診断】

単純X線、エコー、CT

【治療】

発熱や白血球数増加が軽微で腹膜炎症状をきたしていない場合…抗生剤投与(メロペネム)、安静、禁食

炎症所見が明らかな場合は虫垂切除。腹膜炎、膿瘍形成があればドレーン挿入。

胸腔ドレナージ

【目的】
胸腔内に液体が貯留したとき(がん性胸膜炎などにより胸水などがたまった状態)の排液のため(液体等により肺が圧迫され膨張が障害されるため)
カテーテル:アスピレーションキットやトロッカーカテーテル
液体は重力により胸部の下方にとどまるため肺底部付近に挿入する
排液目的:第6〜7肋間
・陰圧は「低圧」「持続」でかける
【陰圧で持続吸引を行う目的】
胸腔内の陰圧を適切に維持して排液、排気を促すため。
間欠ではなく持続で吸引を行うのは、胸腔内圧を変動させないため。
胸腔内圧−5pH2Oより少し高い圧の−8〜−15pH2O程度
【メラサキューム】
ディスポバッグ「メラアクアシール」
・水封室にエアリークがないか
・高陰圧アラーム…咳、くしゃみは瞬時に表示が解消される。胸腔内陰圧上昇時は医師に報告。
・ロックは長押し→ロック表示が点灯する。スイッチ操作を不能にして誤操作を防止する。
「操作上の注意」
・ワッサー24mlを水封水として注入。アクアシールを傾けると注入しやすい。
・ブルーのチューブをアクアシールの吸引ポート(青)に接続。
・白チューブは白(バック側) ★患者ドレーンはクランプされているか確認。
・吸引回路にエアリークがないことを確認したら、患者ドレーンのクランプを患者側から徐々に解除。
・吸引を停止する場合は患者側をクランプしてから機械を停止。
『バッグの接続と取り外し』
・(使用開始時同様)ドレーン鉗子2本使用。患者側からクランプし、吸引を中断し、バッグからコネクターを外し、交換。
・クランプは2か所。
・バーと数字(吸引圧)同じか。
『オーバーフロー』
・排液がたまってきたら交換する。
『吸引圧』
・チューブが垂れて液溜りがあると吸引できない。患者(高い)からバッグ(低い)へ排液が流れるように設置する。
【観察】
排液目的のとき、基本的にはエアリークがなく、呼吸性移動があれば正常。
・ウォーターシールのとき、呼吸性移動は観察できない。(逆流防止弁を使用しているため。)吸引圧をかけている場合はゲージ部+ウォーターシール用水の水位の上下で観察する。
((つまりクランプせず、かつ機械で吸引せず排液してれば呼吸性移動はないということ?メラサキュームで自然に排液してるってあるっけ??))(そもそもウォーターシールとは:吸引圧をかけないで水封のみで管理すること。)
吸気時に水位が上がり、呼気時に下がる
・水封部に気泡があればエアリークしている。排気目的ならば見られるが、排液目的なら異常。
『視診』
・呼吸回数
・呼吸の深さ
・経静脈の怒張の有無
・胸郭の上がりの左右差
『聴診』
・呼吸音の左右差
・呼吸音の範囲
・副雑音の有無
『触覚』
・胸郭の上がりの有無
・皮下の握雪感の有無
・胸壁の可動域(??)
『打診』
・鼓音の有無(??)
『モニタリング、検査』
・パルスオキシメータ
・血ガス
・X線、CTなど
『その他』
・循環動態
・感染徴候 (消毒はいつ??)
・苦痛の有無
【ケア】
・移動時には基本的にクランプしない。(ポータブルトイレへの移乗など)ただしベッドからストレッチャーへの移動など、ドレーンバッグが患者より高い位置になったり倒れたりする危険があるならばクランプする。ただし短時間。
・接続部の固定にタイガンを使用する。カテーテルと延長チューブの重なる場所2か所。
【トラブル】
・接続部外れ・・・ドレーンをクランプする。
・抜けた・・・清潔なガーゼで圧迫固定しフィルム固定

CIC

CIC 間欠的自己導尿

【目的】

尿閉などにより自排尿が困難な場合経尿道的に膀胱内にカテーテルを挿入して定期的に排尿させる。

【利点】

留置カテーテルと比較して

@感染しにくい

A社会復帰に有効

B性生活が可能

C膀胱機能の回復にも好影響

【必要物品】

・自己導尿カテーテル

・滅菌グリセリン+塩化ベンザルコニウム(カテーテル消毒用)

・清浄綿

・尿器

・女性の場合は鏡、光源(懐中電灯など)

・物品を収納する箱

【方法】

<男性>

@必要物品を使用しやすい位置に準備し、カテーテルのキャップを少し緩めておく

A自排尿を試みる。尿量の記録をする。

B手指衛星する。

C陰茎を持ち、亀頭部を消毒する。尿道口から外を向かって円を描く。

Dカテーテルのキャップを持ちケースから取り出し、静かに挿入する。先端から10pは清潔にする。

E括約筋の抵抗があってもそのまま挿入する。

Fキャップを抜き取り排尿する。尿が出なくなったらカテーテルを少し引き抜き2、3回回転させる。

G手で腹圧をかけ残尿を出し切る。

Hカテーテルを抜く。キャップをするか、カテーテルを折り曲げると周囲を汚染しなくて済む。尿量を測定する。

I使用後のカテーテルは水道水でカテ内も洗い流しケースに戻す。

【観察】

・自排尿量

・導尿量(=自排尿の残尿量)

・尿の性状

・患者の手技

・患者の表情や説明についての反応

・理解度

【ポイント】

・自己導尿の前には必ず自排尿を試みる

・手指の清潔

・激しい疼痛や抵抗や挿入しにくい時は報告してもらう

・カテーテルケースの消毒液は1日1回交換する(混濁時は直ちに交換)

・残尿量に応じ6回法(4hおき)から4回法(6hおき)へ指示変更なる

【指導】

・血尿、排尿がない、混濁など尿の性状に異常があれば報告

・陰部の清潔、爪切り、手指の清潔など感染予防について

・発熱、腰背部痛などの症状出現時は速やかな受診

・水分摂取と導尿回数

・医療材料の入手方法や価格、医療保険の種類、自己負担額、公費負担制度

【退院時】
・退院後は1日何回するか主治医に確認
・消毒液入りグリセリンの残量(毎日交換)は次回外来までたりるか→足りないときは機材庫からお渡し
・アルコール入りでない清浄綿もお渡し ただし清浄綿はドラッグストアで購入できる

CHOP

CHOP療法


適応:CD20陽性のB細胞性非ホジキンリンパ腫

R リツキシマブ(リツキサン)
C シクロホスファミド
H アドリアシン 心臓機能、脱毛
0  オンコビン(ビンクリスチン)
P がんそのもの、嘔気止め

6クールで68万円 高額療養費制度が使えることもある

どっと細胞が壊れ腎不全になる 予防のため補液をして腎臓保護する
10日から2週間で白血球が最低になる 
外来でもできる


























副作用・注意事項



対応



C:エンドキサン 2.5h


CPA;シクロホスファミド)


腎不全


出血性膀胱炎


イレウス


間質性肺炎



・治療前に腎機能評価(24h Ccr?


・腎機能悪化している→前日から輸液を行い水分負荷をかけ尿量維持する場合あり(ハイドレーション)


・尿量、体重測定の実施(特に初回)



H:アドリアシン 0.5h


(ドキソルビシン)


心筋障害、不整脈


起壊死性抗癌剤



治療前に心電図検査の実施


施行前逆血確認


血管外漏出の有無を密に観察


血管外漏出時は直ちに投与中止→引けるだけ10mlシリンジで引く→医師に報告



O:オンコビン 0.16h10分)


(ビンクリスチン)


手足のしびれ


イレウス


起壊死性抗癌剤



しびれの有無の観察


便秘の有無など腹部症状の観察、緩下剤の処方、投与


ドキソルビシン参照


血管外漏出時冷却禁忌



P:プレドニン 0.5h


易感染


DM


消化性潰瘍


精神変調



CHOP後、4日間点滴または内服で投与(初回は点滴)


血糖の変動、高血糖症状の有無の観察(特にDMのある患者)



21日1サイクル 6〜8コースくらいやる
末梢ルートは医師が穿刺


CVポートも医師が穿刺(抗癌剤は医師)


初回の場合、メイン点滴は翌日10時までキープで行うことがほとんど 2回目以降のCHOPR-CHOP)は抜針可の場合もある(ロックペースまたは残破棄)


エンドキサンには揮発性があるためファシール(閉鎖式ケモルート)を使用。グラニセトロンで使用したパーツはケモ流しでも使用するため捨てずにとっておく。


モニターは不要…

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