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「ちゃんとやんねん」「緊張なんかする意味がわからん」 「反復・継続・丁寧」(北信介)
インフュージョンリアクション
…急性輸注反応、注入反応、点滴反応などの意味。分子標的薬の点滴時に見られる。抗癌剤による過敏症とは異なるから、日本語には訳さない。
【症状】
発熱、悪寒、頭痛、発疹、嘔吐、呼吸困難、血圧低下、アナフィラキシーショック など
特に初回治療の24時間以内に起こることが多い。
【原因】
解明されていないが、サイトカイン放出に伴い、一過性の炎症やアレルギー反応が引き起こされると推測されている。
【異常が認められたら】
点滴中止、ソルコーテフ投与。症状が治まったら、点滴速度を遅くして再開する。
また、前処置として抗ヒスタミン薬(やステロイド)を投与する。(カロナール、クラリチン)
敗血症
【概要】
体内のどこかに感染巣があり、その部位で細菌などが増殖して、細菌などが血液中に入った場合を菌血症といい、それに引き続いて生じた全身性炎症反応(SIRS)を伴う病態を敗血症という。
感染症に対する制御不能な宿主反応に起因した、生命を脅かす臓器障害を伴う。
敗血症性ショックとは:循環、細胞、代謝の異常を有する敗血症。
【診断基準】
※非ICU患者の場合
qSOFA2点以上
呼吸数≧22/分 意識レベルの低下 収縮期血圧≧100mmHg |
☆どうして呼吸数が大事なのか?
普段血液のpHは7.5
pHは腎臓でも調整できるが、一番容易なのは呼吸で調整すること
具合が悪くなると体は酸性に傾く(アシドーシス)。
呼吸で代償しようとするので、頻呼吸になる。(呼吸性アルカローシス)
☆過換気になると呼吸性アルカローシスになるのはなぜ?
二酸化炭素は、血液に溶け込むと重炭酸イオン(HCO3-)を生じ、血液は酸性になる。
だから過換気で二酸化炭素が減ればアルカローシスになる。
※GCS13以下という基準があるけど、大事なのは「普段より下がっているかどうか」!
GCS
|
開眼 E |
言葉 V |
運動 M |
6 |
|
|
指示に従う |
5 |
|
見当識あり |
痛い場所に手を持っていく |
4 |
自発的に |
錯乱状態 |
逃避屈曲(肘がひらく) |
3 |
言葉で |
不適当な単語(word) |
異常屈曲(除皮質硬直) |
2 |
痛みで |
無意味な発声(voice) |
異常伸展(除脳硬直) |
1 |
開眼せず |
発声せず |
まったく動かず |
系 統 | 普通系 |