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脳梗塞

脳梗塞

脳血栓と脳塞栓に大別される。

脳血栓・・・血栓が形成されて、血管の内腔がだんだんと狭窄し、脳実質に血流が十分に供給されなくなり、その領域の脳が壊死して機能障害を起こす。

アテローム血栓性脳梗塞(主幹動脈に起きて大きな梗塞巣をきたす)とラクナ梗塞(細い動脈に起きて小梗塞を起こす)とがある。

脳塞栓・・・心臓や頸動脈の内壁にできた血液凝結塊が塞栓(栓子)となって、脳を栄養する動脈を詰まらせるために起こる。

 

好発年齢

脳血栓:壮年、高齢者

脳塞栓:若年者もある

前駆症状としてのTIA

脳血栓:多い

脳塞栓:少ない

発症

脳血栓:安静時

脳塞栓:日中活動時

意識障害

脳血栓:ないこともある

脳塞栓:呈することもある

大脳皮質の障害による症状

脳血栓:少ない

脳塞栓:多い

梗塞の分布

脳血栓:アテローム;まだら、ラクナ;基底核部

脳塞栓:大きい

基礎疾患

脳血栓:HTDM

脳塞栓:AfMI

予防

脳血栓:抗血小板薬(アスピリン、チクロピジンなど)

脳塞栓:抗凝固薬(ワルファリン)

失語症

失語症

言語中枢の大部分は左側

運動失語(ブローカ失語) 他人の言葉を理解することは可能であるが、自分で話す言葉はスムーズでない。書字も不正確。前頭葉のブローカ中枢の障害で起こる。

 

感覚失語(ウェルニッケ失語) 発語量は多く流暢だが、意味不明であることが多く、他人の言っていることが理解できない。側頭葉のウェルニッケ中枢の障害で起こる。

脳梗塞 MCA

脳梗塞

中大脳動脈(MCA)閉塞

臨床症状反対側の失語(特に下肢<上肢)、感覚障害、反対側の同名性半盲、失語・失読(優位半球)、ゲルストマン症候群(優位半球頭頂部)

※同名性半盲両眼の同じ側が見えなくなる症候のこと。

【治療】

<抗凝固薬>ワルファリンカリウム(ワーファリン)

<高血小板薬>アスピリン、塩酸チクロピジン

<基礎疾患の治療>高血圧、糖尿病、脂質異常症、不整脈

<リハビリテーション>

PEG

白湯→栄養剤→薬 
薬を入れるから自然とフラッシュすることになる!
ミルトンの成分は栄養剤と混ざるとNa(塩)になるので、基本的にすすがなくて良いし、使うギリギリまでつけておいた方が埃などが付着しない。1時間つければ十分。
最大400ml/h。

陰性T波

心筋梗塞
・急性冠症候群(Wellens症候群)
肺血栓塞栓症

【巨大陰性T波】
左右対称で深さが10mm以上。
・心肥大
・SAH
・蛸壺心筋症
・褐色細胞腫

【冠性T波】
心筋梗塞が原因の陰性T波のこと。心筋梗塞約1週間後。消えずに残る人と、元に戻る人がいる。

【左室肥大】
主にV5誘導で見られる。
高電位差、ST低下、平坦T波〜陰性T波


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