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転換性障害

転換性ヒステリー

不快なこと、都合の悪いこと、困難な状況に直面すると、無意識的に、知覚障害が現れたり、声が出なくなったり、運動障害を呈したり、嘔吐や動機が出現したりする。(転換ヒステリー)

人前で症状が出やすい。

困難な状況で出やすい。

特徴的な性格傾向がある場合がある。

ケアする側が陰性感情を持ちやすい。

・意図的にわざと誇張されて訴えられているのではない

・本人もどうしたらよいかわからない

・渦中にあっては深刻に不安に苛まれている

→これがこの人の病気なのだとあらためて思い直し、自分の中の陰性感情を、これこそ感情転移だと正しく見つめることが重要。

認知症の理解と看護

平成27718日 認知症の理解と看護(日精看

【内容】

・中核症状の理解と日常生活の中での中核症状への看護

・周辺症状の理解と事例を通した対応方法

・前頭側頭型認知症とレビー小体型認知症の理解と看護

・認知症患者の身体拘束について

「明日からできそうなこと1つでももちかえって下さい」

【認知症看護・ケアの難しさ】

看護師が、患者に近づく必要がある

認知症患者とのズレに目を向けよう

認知症患者と接する多くの場面でズレが生じている場合があります

時間のズレ 時間、年齢、年代など

コミュニケーションのズレ

今大事にしたいと思っているもののズレ 看護師は治療のことを考えているが、患者は帰宅のことを考えている、など

どこにズレが生じているかを知りましょう。かける言葉が変わるかもしれません。

【認知症に生じる症状】

中核症状は 脳の委縮によって生じるので、誰にでも現れる症状

行動・心理症状(BPSD)は、不安を何とかして解決しようとしている行動

【中核症状】

現代人の手続き記憶は何だろう?パソコン?スマホ? 折り紙できない…

【記憶障害に対して】

例えば 「ごはんをまだ食べていない」ことは、記憶障害によってごはんを食べたことを忘れている認知症の方の認識としては真実。

だから「もう食べましたよ」という説明は看護師にとっては事実でも、認知症の方にとっては嘘になることがある。

その時にどうしたらいいか?⇒安心できるよう声掛けをする。「今準備しているから待っていてほしい」など。

【何度も聞いてくる認知症の方】

看護師が、患者に近づく

看護師にとっては、何度も聞いてくることでも、認知症の方にとっては、初めて聞く事

ここでも、看護師と認知症の方にズレが生じている から、「さっき言いましたよ」という声掛けは解決にならない

だから、初めて聞かれたときと同じ対応をする 口調、言葉づかい、表情に注意する。小さな事だけどこれが看護。同じ事を何回も説明するのは苦痛なことだが、忍耐と感情のコントロールが必要。

【見当識障害に対して】

・時間に対して

日めくりのカレンダーを使用する マンスリーは理解しにくい さくら町病院では各部屋に設置している 時計も

会話の中に季節や日時を入れる 「ごはんですよ」を「朝のごはんですよ」見当識を与える リアリティオリエンテーション「夏で暑いですよ」、冬を説明し雪をさわってもらう

リアリティ・オリエンテーション(現実見当識訓練)は、1968Folsomの提唱から始まりました。
リアリティ・オリエンテーションとは、今は、何月何日なのかとか、季節はいつなのかといった時間や今いる場所等が判らないなどの見当識障害(けんとうしきしょうがい)を解消するための訓練で、現実認識を深めることを目的とします。
個人情報に関する質問に始まり、今居る場所や日付などの質問を繰り返し、また日常生活で当たり前に行ってきた動作を通じ、対人関係・協調性を取り戻すことや、残存機能に働きかけることで認知症の進行を遅らせることを期待する療法です。

http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000000300/hpg000000257.htm 10/29

・人に対して

知らない人に話しかける不安がある

話しかける際は自分の名を名乗る

「??さんが来ましたね」と見当識を支える 「今来たのは誰?」と聞くのは失礼 相手を試さない

【日常生活のケア 食事】

失行と失認、注意障害などが混在している

例 白いご飯だけを残す⇒嫌いなのか?見えていないのか? 白内障や加齢性黄斑

エプロンの柄、高齢者に合わないデザイン  お皿の不必要な模様

OTさんにアドバイスをもらう (連携することがやっぱり大事なんだな)

実際にクッキーを食べてみた 過程が多く複雑だった

申し送りのサマリーが「一部介助」では意味がない できる能力を見出すのは、援助者の観察・評価能力

【日常生活援助 排泄】

複数の動作の集まり

・ごみ箱に排泄するのはいけないことか?

・車イスの人の目線で、標識、案内は目に入る位置か?

【排泄の失行】

実際に後ろに座ってみる先生と参加者

ケア提供者が行動レベルで提示する

行動を分割した言葉かけをする

ポータブルトイレの使用は避ける⇒なぜ?今まで使ってこなかった物は使えなくても仕方ない 家具調 椅子と認識

便座と床の色が似ていると空間認知できず座るのが怖い 椅子がないと思っているから怖い⇒どこかにつかまる⇒目で見てもらう、教えることが大切

【行動制限】

身体拘束

考えて行くこと

・代替となる治療方法はないか

・点滴刺入部位の第一選択は? 前腕は抜かれる

・「仕方ない」から「外す勇気」へ

・必要のないルート類ではないか

・必要ではない時に行っていないか

血管輸液でなく皮下輸液

https://www.jspm.ne.jp/guidelines/glhyd/2013/pdf/02_07.pdf 111

静脈内に注射針やカテーテルを挿入することができない場合や、在宅医療やターミナルなどの医療体制上それが好ましくない場合に、輸液剤を皮下に注入する輸液法を皮下輸液という。

【身体拘束】

・身体拘束をやむを得ず行わなければいけなくなった時、どのようになったら拘束が介助となるのかという目標を明らかにする

目標が立てられないならしてはいけない 「寝たきりになるのが目標」ではないはず

・転倒、転落のリスクのために拘束を開始する際の、解除できる時はいつか

家族にどれだけ説明できるか

・転倒、転落のリスクのための拘束はマンパワー不足が原因の一つ。認知症の方に代償を負ってもらっていることを意識する。

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