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PAD

末梢動脈疾患
維持透析患者の4割に合併している。
除水の影響で皮膚が乾燥しやすく、亀裂、ひび割れが起こりやすい。乾燥から痒みを誘発し、掻きこわしてしまうことも。免疫力が低下しているため、創傷治癒が遅れる。尿毒症性物資の蓄積から、免疫に関わる白血球や細胞の働きが悪くなるのが原因。重症化しやすく、感染が骨まで到達(骨髄炎)しやすい。

透析患者の四肢切断は毎年増加している。

糖尿病性腎症

糖尿病性腎症とは
1998 糖尿病性腎症が慢性糸球体腎炎を抜いて透析導入の原疾患第1位になった(出典:日本透析医学会統計調査委員会2021)。最近では糖尿病性腎症の増加傾向が見られなくなったが、腎炎のように明らかな減少傾向はない。

HD
糖尿病患者では透析導入時既に動脈硬化が進行していることが多く、また採血を繰り返したために、静脈閉塞も見られる。そのため内シャントを作製する場合に難渋することが多く、作製後の開存率が低い。透析に必要な血液量が不十分で、透析不足となることもある。
DM性腎症患者は透析導入前に狭心症やMIを 起こしていたり、心機能低下していることがある。透析中に狭心症発作やBP低下をきたすことがある。透析終了直後のBP低下には、DM性自律神経障害の関与も考えられる。

PD
ブドウ糖に代わるイコデキストリンを含んだPD液が使用可能。(バクスターのエクストラニール)
DM性腎症患者に腹膜炎が多いという傾向は内。ただし、出口部感染は多い。
増殖網膜症による硝子体出血が見られる患者では、HDで用いるヘパリンが不要でBP変動の少ないPDが有利。

血糖管理
糸球体から濾過されたGluを尿中排泄させるSGLT2iは、透析患者では効果を期待できない。
最も使用しやすいのはDPP4i。低血糖を起こす心配がほとんどなく、その他の副作用も少ない。

動脈硬化症
特に足壊疽に注意。 

腎移植、膵腎同時移植 
免疫抑制剤が血糖値を上昇させる。内服し続ける。
カルシニューリン阻害薬;シクロスポリン(ネオーラル)
ステロイド;プレドニゾロン(プレドニン) 
など

ぜんじんきょう 2022.11.6
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