腎機能が低下する
→インスリンの分解や排泄が減る
→体内に残存する
→効果が長くなる
腎機能低下に伴い、(血糖コントロールが良くなり)インスリンが不要になる。
透析患者のA1cは当てにならない?
→腎不全による貧血があるので、HbA1cは低めになる
→グリコアルブミンを指標とする。(過去2
4週間の血糖値を反映)
20%未満 ただし低血糖になりやすい人は24%未満(主治医と相談)
ブドウ糖は分子量が小さいので透析で除去される。
だが、透析液には100
150mg/d Lのブドウ糖が含まれるため、高血糖の人でなければ普通は大きく血糖変動しない。
→500mg/d L以上の場合は、透析後半に低血糖を起こす可能性がある。
→低血糖に反応してグルカゴンなどが分泌されるので、透析後(帰宅後とか)に今度は高血糖を来すことがある。
透析患者に使える経口血糖効果薬
・速攻型インスリン分泌刺激薬の一部
・αーグルコシターゼ阻害薬の一部
・DPP4阻害薬の一部
インスリンは透析で除去される
糖尿病食
主に糖質を制限する。
腎臓病食
低タンパク食。
適切なエネルギーを、糖質や脂質でとる。腎臓が働くためにエネルギーが必要。
減塩。
【水頭症】
頭蓋内に多量の脳脊髄液が貯留して、脳室などの髄液腔が異常に拡大する状態。
頭蓋内圧が上昇する。
小児
成人
原因:小児では髄膜炎後、脳の形成異常
成人ではSAH、頭部外相後
症状:頭痛、嘔吐、脱水症状
※落陽現象:眼球上転障害のため瞳孔が下方へ下がる
治療:シャント(短絡)手術
VPシャント(脳室ー腹腔シャント):脳室から腹腔内へ髄液を導く
脳室ー心房シャントもある
【正常圧水頭症】
髄液圧は正常。
60歳前後に多い。
原因不明のこともある。
頭部外傷後、1
6ヶ月後に症状が出ることも。
歩行障害、尿失禁、認知症
※治療できる認知症!
気管切開後
鼻腔→口腔→カフ上部→気管切開孔の順番で吸引
カフ上部は5mlのシリンジでゆっくり引く。シリンジは汚染なければ同じ患者に使い回してよい。
カフ圧は各勤務で測定する。
人工鼻は1日に1回交換する。どれくらい汚れたか観察する。
気管カニューレ交換
耳鼻科などの医師が行う。
物品を請求しておく、サイズや、カフ付きかどうかなど確認しておく
◎イソジンでない消毒綿棒
◎エンドルブリ
◎ガーゼ
◎Yガーゼ
吸引機の準備、PPE(交換時出血することがある)
セッシは使わないかも
古いカニューレなどを外したタイミングで頸部の清拭を済ませる
★カフ圧が変更になるかもしれないので医師に今までと同じでよいのか聞く。また、次回の交換日を聞く。外来等の予約を確認する。さらに、使用するカニューレも、確認しておく。
脳梗塞
脳血栓と脳塞栓に大別される。
●脳血栓・・・血栓が形成されて、血管の内腔がだんだんと狭窄し、脳実質に血流が十分に供給されなくなり、その領域の脳が壊死して機能障害を起こす。
アテローム血栓性脳梗塞(主幹動脈に起きて大きな梗塞巣をきたす)とラクナ梗塞(細い動脈に起きて小梗塞を起こす)とがある。
●脳塞栓・・・心臓や頸動脈の内壁にできた血液凝結塊が塞栓(栓子)となって、脳を栄養する動脈を詰まらせるために起こる。
好発年齢
脳血栓:壮年、高齢者
脳塞栓:若年者もある
前駆症状としてのTIA
脳血栓:多い
脳塞栓:少ない
発症
脳血栓:安静時
脳塞栓:日中活動時
意識障害
脳血栓:ないこともある
脳塞栓:呈することもある
大脳皮質の障害による症状
脳血栓:少ない
脳塞栓:多い
梗塞の分布
脳血栓:アテローム;まだら、ラクナ;基底核部
脳塞栓:大きい
基礎疾患
脳血栓:HT、DM
脳塞栓:Af、MI
予防
脳血栓:抗血小板薬(アスピリン、チクロピジンなど)
脳塞栓:抗凝固薬(ワルファリン)