前回のひとりごとから…

…ワタシは 紺碧髪の
彼女から助言を受け
別れた………

最後に発した彼女の言葉

“…占星術士”

この職業に就けば 何か
解るかもしれない……




占星術士は星の運行を
観て 未来を知り
人々に助言を与える…
……占いで生計をたてる
職業である

……天体運行の観測を
応用し 魔物と戦う……
土属性魔法を操る
魔導士……
といったところか……


ワタシは 再び 杖を振る
職業に就いた……

修道士が回復なら…
占星術士は攻撃…

と言えば わかりやすい…


占星術士には“黒水晶”
が必須だった……

試験も コレ を手に入れる事だった…

黒水晶は魔力を蓄えているその源は……
……魔物の魂 らしい…

黒水晶に魔物を封じ込めて初めて その効力を発揮…
そのひとつが魔力を蓄えること……
つぎに ぼんやりとした
未来予知である……

前者が戦闘に必要で
後者が占いに必要な

特性である……


魔物の魂とは 何なのか
新たな疑問が持ち上がる…

錬成施設の所長は
動物に魂を魔法で吹き込んだ と言っていた……
石炭運搬の労働力として
使うために……

サタン・クローは
人間から魔物になった…

不老不死の村人は儀式に
より 半魔物化した……

カカオ村に出現する
オニも 遠いむかし
人間だったという……


この世界の魂とは……

こんなことに疑問を持つ
ワタシは 異常者なのか?

様々な疑問を抱きつつ
ワタシは 占星術士
という職業に就いた……

未来は変えられる
職業案内所の受付嬢は
言った……

では 過去は?

黒水晶は未来を映す…
過去は映るのだろうか?

ワタシの ぼんやりとした過去は……?



ぼんやりとした不安を抱えつつ ワタシはパートナーと共に 冒険を続ける…………