前回のひとりごとから…

続々と冒険者が集まってきていた
…ワタシ達は
オニに向かった……





オニとの戦闘は一人の犠牲者もなく 終了した……
ワタシも体力の半分ほど
持っていかれたが
なんとか 生き残ることが 出来た…



戦闘が終わり 元の空間に 戻ると 紺碧髪の彼女は
見渡せど 見つからなかった……

「お礼 言えなかったね…」

パートナーがワタシを
見上げる……
彼女は 背の低い ワタシより さらに 低いのだ…

「…あぁ そうだな……
きっと べつの 人助けを
しているさ……」

「ワタシに してくれたように………」

パートナーの目を見ながらワタシは 話す…

「…ふ〜ん ずいぶん話し込んでたじゃない

彼女のコト 気にいった?」

言葉にすねた感じがする…

「…べつに…………
彼女から助言を
もらった だけさ……」

いつもの癖で パートナーから 視線をはずして
しまう……


「ふ〜ん… まっ そういう こと に しといてあげる…」

額にかかる前髪を かきあげ パートナーは
そう 答える……


…………


「なにか いいたいこと
あるでしょ…」

ワタシを 見上げる
パートナーの片眉が
ピクリと動いた……

にこやかな口調だが

隠し事は できない……

ワタシの表情から
真実を見抜くのだ……

「……実は
転職しようと……
…思っている…」

まっすぐに 言ってみる
……言葉は 切れ切れだったが…………