晩夏に思うこと

もしも自分ならこんな言い方はしないだとか

もしも自分ならこんな態度は取らないだとか

そんなことばかりを考えて
相手に憎しみを抱いても
どこにも出口は見つからない


それ以前に
それほどに自分の考えが正しい訳でもあるまいし

大なり小なり
人とかかわって生きてゆくことは
良くも悪くも
妥協してゆくことなんだろう


自分自身を
過小評価することも過大評価することも
どちらもとても嘆かわしいことだし

ある程度のところで
自分も相手も付き合ってゆくための
おとしどころを見つけていかないと
疲れるだけ

理想を押し付けることは甚だ迷惑なこと

私の人生は私しか生きられず
誰かの人生を私がどうこうできる訳でもない


そろそろ夏が旅立つ仕度を始めたかな?
今年もずいぶんと振り回してくれたね?

来年はもう少し優しくなってくれてたら
有難いな

タイトルなし

酔っぱらってふわふわすること大好き

もしも
ドラッグがこの国で合法なら
すぐに手を出していると思う

その代替品がアルコール?なのかもしれない


いつも
自分のことばかりの
自分が一番大変だと思っている人の
わざとらしいため息に
今日も心がぐらぐらしながら

選択肢を間違ったなぁと
現世にはもう期待しないと
はやくこの人生が終わらないかなと

そんなことばかり考える


トラウマに囚われるのは間違っているとアドラーは宣うけど

子ども頃の大人の言動は
とても大きな傷を子どもの心の中に植え付けると思う

抵抗する力も言葉も無いままに
殴られるしかなかった遠い日々に囚われて


希望を抱いた新たな生活は
何も生み出さないまま

後悔と諦念だけが纏わりついて

死にたい、と一番近しい人に言ってみたけど
ただの軽蔑と非難だけだった

失望した、とても
死にたいって誰にも受け入れて貰える訳じゃないらしい

悲しい、とても
私の存在などとても呆気ない
それがわかっただけだった



愚者のまま

存在を肯定されるのは

あくまでも
その人にとって優越感をくすぐられる時か
あるいは
その人にとって利用する価値がある時か

そのどちらかの時でしかない
たぶん


割りと
初対面から見くびられるタイプ

だから
自己主張しない方が身の為だ


下手にやる気なんか出したら
みんな露骨に嫌そうな腹立たしそうな態度をするものだから

私が主導権を握っては駄目なのだと
ようやくわかってきた


どこで選択肢を間違えたのか?

致命的なのは
そこそこ幸せな人生を歩み
そこそこ優しい人々に囲まれていると
勘違いしていたこと

人を批判するよりも
自分の愚かさを呪うのが先なんだろう

でも
このまま愚者のまま流れてくのも悪くない

そんな気がする


タイトルなし

何度も目の前に到着する列車に
人々が今日もぞろぞろ乗り込んでゆく


行き先はそれぞれにあるんだろう
目的地を探して見つけて幸せを信じて旅立ってゆく

私はいつも見送る側で
ただただ、人々のバイタリティーとか貪欲さに感心しているだけ


思えば昔からこうだった気がする
みんなと同じようにはできないし
いつも存在自体が浮いていた

それが誰かの苛立ちを誘発して
初対面から見くびられてしまうのな


そもそも持ってて当たり前のものを持ち合わせてないのだろう

努力してどうなるものでもないことは
もうよくわかっている

それについての理不尽さを呪ったこともあったけど

今はこれでいいと思う
諦めの方が勝ってきた

たぶんこれまでいろいろ間違ってきたし
でも、そばにいた人もデタラメだったし
(もっとマトモな人だと思っていたのに)


この先どうなるんだろう?っていう不安はいつもあるけど

それでも生きてゆかなければいけないから

季節だけがぐるぐるぐるぐる回ってゆく
それには私も乗っかれるから
いつかどこかにたどり着くんだろう



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