異世界の言葉



私が長年悩み苦しんでいること

それを表に出ないように
ただひたすらに隠し続けている日々

それでも
これまで何度かは醜く露呈してしまったことがあり


そのとき
結局誰も彼もがみんな

右か左か
白か黒か
上か下か
高いか低いか

そんな風に簡単に片付けてしまおうとした

いくら言葉を重ねて訴えても
まるで異世界の言葉みたいに伝わることはなかった


私を
その他大勢のひとりとしてしか見てないし

イレギュラーなケースなど
この世にあるはずがないとしか考えない


ただ大きく深呼吸したからって
何が良くなる訳じゃないのにさ

私も
その他大勢のひとりになりたかったけど
どうしてもダメみたいだから仕方ない


行けるところまで隠し続けてゆく
それしか方法がないからさ



季節の歯車


ここ数日
夜にヒタヒタと忍び込んでくる
冷たい空気に

少し寂しいようなホッとするような気分になっていた
(それでも昼間は汗ばむ暑さだったのだが)


でも今日は
自転車をこぐ顔に吹く風に
季節の歯車がぐるりと完全に回転したことを知った

こんなときはいつも
あの憎らしい夏の暑さがとても恋しくなる


なぜだか
10月はとても早くて

今年中にやろうと思っていたことも
無理かも?と考えたりする

年末にかけて
どんどん追いたてられる気持ちは
じぶん勝手な時間軸というだけで



ただ
季節の移り変わりに色や音を変える
花鳥風月を愛でる人間になりたい



自己肯定感についての考察



あくまで私個人の考え方


自己肯定感の強い人は
傷つけられたらすこぶる攻撃的になると思う

プライドがエベレスト並に高いから
我慢できないし、相手のことが許せないんだろう


もしかして自分に否があったかも?なんて
自己反省したりは絶対にしないのだ


攻撃する内容はなんでもいいし
無いならわざわざ作り出す


そして
相手が自己肯定感の低い人なら
おそらく圧勝して、またもや鼻高々になる


そうやって
人はまた二分割されてゆくんだろう


永遠にわかり合えないまま

わかり合えるという幻想だけを抱いたまま

日曜日は苦手



真っ青な空
金木犀の香りがふわふわと漂う道

こんな日曜日は誰しもどこかに出掛けたくなるのでしょう

しばしいろんなことを忘れて


そんな家族連れの恋人同士のワクワクした気持ちが
溢れる街中を

はやく帰らなければと
急いで歩く


いつから
皆と同じようにワクワクしなくなったんだろう?


最低限の買い物だけ済まして
ひとりの安息地に戻る


ほっとする
やっと静かに呼吸ができる気がする




人生の選択


人生は様々な選択肢で溢れている

十代の頃の受験辺りから
その後のあれこれを左右し始めるのか?
でもまだまだ序の口だ


就職と結婚
ここら辺りを間違えると
いろいろと悲劇が待っている、と思う


間違えた人間代表?として思うのは
取り返しがつく時に
引き返すのもかなり勇気がいるということだ


金銭的な問題
世間体的な問題

そんなものがじわじわと締め付けてくる


気がつけば
取り返しの付かない年齢になっている

もう来世に期待するしかない

そんなものがあれば?という話だけどね
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