たどり着く場所


本当はすごく苦しいのだけど
この苦しさを誰かに伝える術がない


いくら言葉を紡いだところで
返ってくるのは諦めと同情と軽蔑だけ


だから
もう伝えることをやめてしまった


たぶん
このまま放置したら取り返しのつかないことになるんだろうけど


どうしたってわかってもらえないならば
とことんまで行けばいいと思う

どのような結末であっても
いずれどこかにたどり着くのだろうから


それまでただ傍観して待っていればいい

来世に期待



たぶん
うわべだけしか見てないからだと思うけど


世の中の人がみんなとても幸せに見えてしまう

悩みすらもとても幸せで
幸せな人生がまだまだずっと続いてくと信じている


言いたいことが言い合える人がいて
欲しいものを手に入れて
時代に取り残されることもなく

一日が24時間しかないなんて
とても足りないとか考えている


羨ましいとは思いたくない
それもその人の努力の成果なんだろう


どこで間違ったのか?と考える
思い当たることが多すぎて笑える

そして、もう取り戻すには遅すぎる

人生に遅すぎることはないと言う人もいるけど
それは綺麗事だ


私の希望は来世に繋げる
そんなものがもしあるのなら、が前提だけど

彼岸花の咲く季節

当たり前のことだけど

私がどれだけ心配したり、思い悩んだりしたところで

私が私以外の誰かの人生を生きられる訳もない


以前読んだ本にあったけど

馬を(どうにかして)水辺に連れて行くことはできても
水を飲ませることはできないのだ

自らの力でしか
できないということの例えなんだろう


そして
そこまでお膳立てしたとしても
何ら感謝されることもなく
疎まれることも多いのが現実

それすらも自己満足で自分勝手な願いなんだろう


彼岸花が咲く季節
短い一瞬の間のことだけど

その赤は強烈に目に焼き付いて離れない
凄い存在感だと思う


また来年も見れるのか?
そんなこと誰にもわからない

だから、考えても仕方ない

グラグラ


希望なくして人間は生きてはゆけない


でも
堕落もしくは脱線なくしても生きてゆけない
と、思う


堕落、素晴らしく魅惑的な言葉だと思う


信頼なんて薄っぺらい言葉を信じられない人間が
諦めないって言葉の無力さを知ってもいて


生きることは
途方もなくしんどいことで
辛いことで

死ぬこともまた然り
でもそれから逃れることもできない

私はどんな風に死ぬの?


自殺はどんなところでもやめた方がいいって言うから
やらない方がいいのかもしれない


世が世なら自殺?自害?
推奨されてた時代もあったのにね


特攻隊とか?も?


薄っぺらいし
何の確実さもないことだけど

グラグラしてるなにもかも
この世の中みたいにね




虚しい時は

どれだけ
大切に守ろうとしても

どれだけ
持ち得る愛情を惜しみ無く示しても


全てはこの手からすり抜けて落ちてゆく


暖かな感情に満たされたと思ったのは錯覚で

その錯覚を思い知らされるたびに

心に吹く冷たい風はただ
所詮人間なんてそんなものだよと嘲笑っている


何度も何度も幻を追いかけて
今度こそは絶対だとか信じてみたりして

ホント馬鹿げてる


もともと何も有りはしないのに

もともと何も無かったのに

虚しい時はどうしたらいいの?
笑えばいいの?



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