goes-on!

ドゥブルベ・ボレロ
W.Boléro
ナッツ＆ハーブ（３個入）
フルーツ（３個入）

気軽に買えるようにか、３個入でプラスチックケースに簡易包装されていた。それぞれテーマがあり、好みに応じて購入できる。

チョコレートではあるけれど、どちらかというと洋菓子、という感じ。

バナナ、木苺、カルダモンなど、どれも素朴な味わいで、それぞれの香りや味わいを気軽に楽しめる。チョコレートのコーティングの中にジャムやペースト状のフルーツやドライフルーツが入っている。

とても甘い。一粒は普通くらいの大きさ。

チョコレートはたくさん食べられない、という人でも食べられるショコラ。

パスカル・ル・ガック
PASCAL LE GAC
ボンボンショコラ詰め合わせ（６個入）

蛍光色を使った現代的な装丁に古典的な四角いボンボンショコラが入っている。

チョコレートは香りはマンゴー、レモン、ウイスキーなど独特。食感が非常によくて、口の中でゆっくり広がる味わい。独特だけれどチョコレートの香りを邪魔せずに、マンゴーなどの香りを持たせているところは素晴らしい。

形、色使い、模様、食感、そういうものがシンプルなのに、味や香りには特徴があって面白い。

普段食べないチョコレートを食べたい時にいいかもしれない。

ビターチョコレートの苦味が心地よい。

一粒はやや小さめ。苦めが多いが香りにマッチしていて苦いという印象はない。個人的に好きだったのはオレンジ。在り来たりだけれど裏切られない。

ヴァンデンダー
VAN DENDER
プラリネショコラ（シルバー５個入）

派手なピンクとシルバーの箱にカラフルなチョコレートが並んでいる。

ガナッシュのアソートで、フルーティーなものが多い。型枠がしっかりしていてチョコレートらしい味わいがあり、中のガナッシュはとても柔らかくて口の中にすぐに香りが広がる。ジュレに近い。

全部甘い。たぶんそういうセット。一粒は大きめなベルギー式。

とても華やかで甘くてフルーティーで、女性向けのチョコレート。ブランドものならではの贅沢な味わい。

フレデリック・アヴェッカー
FREDELIC HAWECKER
Le voyage en chocolat（ショコラの旅１２個入）

シックな黒い箱にラベルだけが違う同じ形のチョコレートが並んで入っている。

世界各地の特徴的な食材によるボンボンショコラのアソートで、とにかくユニークで面白い。コーンのキャラメリゼ、柚子、キャラメル、ゴマ、ハーブティー、コーヒーなど。

甘いものが多い。食感は様々だけれど、全体としてサクサクしている印象。フランス式。

ショコラとしての完成度より、このテーマでここまで調ったチョコレートを作り上げたところがすごい。色んな香り付けや食感があるのに、はちゃめちゃではなくて、しっかり口に馴染む。

他のチョコレートブランドではできないショコラ。

一粒はやや小さめ。色んな味を試すのにちょうどいいサイズ。でも好きな味でもあっと言う間に食べきってしまうサイズ。

誰に向いているというものでもない。チョコレートというより、面白いお菓子として食べたい。

アンリ・ルルー
HENRI LE ROUX
コフレ・アムール（８個入）

品が良くて、でもどこか少女的な大きなリボのついた外箱の中に、ショコラがトントンと並んでいる。飾り気はないんだけど、とても品が良い。

チョコレートはどれもとても繊細な味わい。甘み、大きさ、食感、口溶け、香り、風味、全てが職人の業物のような完成された出来上がり。

一粒はやや小さめ。フランス系でとても柔らかい口溶け。

ガナッシュとマジパンなどで何層にもなっているショコラも多いので、食感も楽しめる。また甘いチョコレートと苦めのチョコレートがバランスよく入っている。

ココナッツ、生姜、バラなど、意外と香りの強いものを使っているが、しつこさはない。

コーヒーのショコラが３つ入っているのでコーヒーが苦手なら遠慮した方がいい。ただ、このコーヒーのショコラが、なんだかコーヒーを飲みながらチョコレートを味わっているような気分にさせてくれるので、好きな人には嬉しい。引き締めてくれる。

個人的にはジャンドゥーヤやプラリネのさくっとした食感が好き。

繊細な味わいが好きな人におすすめ。

レザベイユ
Les Abeilles
ショコラ（６個入）

ハチミツ専門店の作ったボンボンショコラ。美しい正六角形の箱に入っている。

ハチミツが本業とは思えない素晴らしい味わい。球体のチョコレートにガナッシュがたっぷり入っていて、しっかり楽しめる。球体で容積が大きいのか。

甘い。
ビターチョコもあるけれど、とにかく中が甘い。

全てにハチミツが使われているが、なんとも言えず、ハチミツを感じられる。また中身が全部ハチミツのショコラもあって、他にはない魅力を持っている。

特に好きだったのはオランジェ。オレンジのハチミツとオレンジ果汁で作ったガナッシュ。
あとはシャテニエ。マロンペーストとラム酒のガナッシュ。

不思議な味わいのあるハチミツのチョコレート。普通のブランドチョコレートではつまらないという人にはおすすめ。

コンパーテス ショコラティエ
Compartes chocolatier
スペシャルトリュフ（アートスカル）（８個入）

黒い箱に赤いリボンが掛けられていて、中を開けると骸骨のチョコレートが出てくる。パンクなショコラ。

スカルは全てダークチョコレートで、中に様々なガナッシュが入っている。コンパーテスと聞くと派手でスパイシーなチョコレートを想像するけれど、このセットはラズベリー、エスプレッソ、シトロンなどのガナッシュが入っていて、そこまでキツイ香り付けのものは入っていない。

バレンタインに男性にあげる用、という感じ。とは言え、見た目は骸骨。

コンパーテスは甘いショコラも美味しくて好きだけれども、ここまでダークチョコレートが集められていると面白い。ガナッシュはダークチョコレートによく合うものが選ばれている。

型枠が固めなので食べごたえがある。

スカルを全部食べてから、最後に赤いハートを食べると驚く。その柔らかな香りに、その堪らない甘みに、その繊細な口溶けに。それが私のハートよ、と言わんばかりの。

パンクでゴツくて可愛げがないのに、最後にこのハートを食べちゃうと、ああ、って思う。意外性のロマンチック。

PIERRE HERMÉ PARIS
ピエール・エルメ
ボンボンショコラ（８個入）

武骨な見た目に直球勝負のショコラ。採掘した原石を職人が磨き上げたようなショコラで、単純だけど、それで十分。

甘みは少なく、ダークチョコレートの深みが癖になる。奇抜な香り付けやスパイスはないけれど、外箱を開けた瞬間から広がるカカオの豊かな香りは『特別』を演出してくれる。

甘いものが苦手な人や、大人向けのチョコレート。ダークチョコレートは特に味わい深いけれど、フランボワーズやプラリネショコラも入っているので飽きずに楽しめる。

一粒の大きさは普通からやや大振り。男性でも満足できる。ガナッシュは柔らかめで、さっと溶ける。

飾り気がほとんど無く、可愛らしさは感じられない。見た目に可愛らしさを求めない人にはぜひすすめたい。

PALET D'OR
パレドオール


正月明けに行ったせいかやや品薄だった。
高級感ある外箱に飾り気のない洗練されたデザインのショコラ。はちみつシリーズの正六角形は特に珍しくて、かつはちみつらしくて良い。

ガナッシュはとても口溶けが良い。紅茶、キャラメル、はちみつ、抹茶、コーヒー、ピスタチオ、それぞれがチョコレートの香りと絶妙にマッチしている。
個人的にはちみつが好き。

アルコールのショコラはけっこう鋭い香り付けなので、大人でも楽しめる。

甘いショコラも苦味のあるショコラも、フルーツのショコラも砂糖不使用のガナッシュも、プラリネもキャラメルも、全てが緻密で繊細でハイセンス。ラインナップが豊富なので飽きないし、贈り物にも良い。