高価な貴金属の保管場所には皆さん気を遣われるようです。
あまり量が多くなければ自宅に保管することになるでしょうが、いくらか厳重な金庫を持っておけば、さらに安全ですね。
数千万円、数億円といった価値の金塊を保有する資産家の場合は、安心安全を求め、警備の厳重な、銀行の貸金庫を使って保管していたり、金を販売している業者が保管設備を持っていて、有償で保存を受け付けているケースもあります。
そうは言っても、どの方法にも一長一短あると思いますから、気になる方は金の形で資産を保全することにこだわらず、専門業者の買取に出してしまうのも良い方法だと思います。
買取店の鑑定士は常に偽物の可能性に目を光らせています。
精巧に作られた贋物を金と偽って店に持ち込む輩もいます。
本物の金そっくりに巧妙に偽装された金メッキ製品で、プロの鑑定士を欺こうとしてくる悪質な手口もあります。
とはいえ、比重計を用いて品物の重さを測定すれば、比重の違いから、偽物であることはすぐに判明します。
タングステン合金で作られた偽物などは比重計でも判別できませんが、試金石と呼ばれる黒い石に品物を擦り付けて色合いを見る「試金石検査」なら、一定の薬剤に融けるか否かで、本物の金かどうかを判別できるので、あっという間にメッキが剥がれ、偽物と判ってしまいます。
業者の人間が突然自宅を訪れ、一方的に金製品を買取させてくれと居座ってくる迷惑な形式がはびこっており、訪問購入と呼ばれています。
業者の量ったグラム数や買取価格の基準が信用できなかったり、ちゃんと検討できないまま強引に買取を進められてしまったなどで、後悔するも、泣き寝入りするしかない被害者が多くなっていました。
このように問題の多い訪問購入ですが、これに関しては平成24年の特定商取引法改正に伴い、クーリングオフ制度の対象となったので、8日以内なら品物を取り戻すことができるし、なんなら8日間は品物を渡す必要すらないと覚えておいてください。
悪徳業者が来た時にこの知識が武器になります。
金の買取が今流行りですね。
近年では、多くの店舗や業者が、金やプラチナといった高級貴金属の買取を行っているようです。
リサイクルショップなどはその好例でしょう。
自宅で使わなくなった不要品を持ち込める店ですが、需要の拡大に応え、金やプラチナの買取サービスを始めるケースが増えてきています。
専門知識を持った買取スタッフも常駐しているので安心です。
不要になった貴金属の売却を考えているなら、買取価格などを調べてみてもいいと思います。
金やプラチナ製のアクセサリーは、家にずっと眠ってはいるけど、年齢に似合わなくなってしまったりして長らくご無沙汰という場合もあるでしょう。
家にそういうものがあれば、買取ショップを利用してみてはどうでしょうか。
とはいえ、もちろん本物でないと買い取ってもらえません。
金やプラチナのように見えても、精巧に作られた偽物かもしれません。
そのようなケースでは、残念ですが、勉強になったと思って諦める他にないでしょうね。