初めて金買取を利用する際のスタートラインは、どのお店に買取をお願いするかということです。
判断基準はまず買取価格の高さですが、それに加えて、手続の簡便さも重要なポイントです。
郵送なら振込の早さも大事です。
そして最も基本の部分としては、その店がちゃんとした業者かどうかを確認することは避けて通れません。
信頼のおける情報といえば、利用者からの生の声です。
これは口コミやレビューの形で確認できます。
目についた中で最も口コミの良いお店を見極めて利用してください。
ここのところ、金相場の高騰に伴って、いわゆる「金プラ買取」系の宣伝を街中でもよく見かけるようになりました。
ネット上でも至るところに広告が出ている印象ですし、「金製品 買取」や「プラチナ 買取」といった言葉で検索したら、大変多くの店が出てくるので驚きます。
もう使わない宝飾品が少しでもお金になるのなら、売る店がどこでも大して変わらないだろうという考えはもっともですが、金などの買取価格は相場と連動して毎日変わっているので、相場を見て、最適のタイミングを狙って売るといいです。
金といえば純金を思い浮かべる人が多いでしょうが、実際には色々なものがあります。
金の純度は伝統的に24分率で表現され、金の純度が100%未満であれば、その純度に応じて、18Kなどと数値が変わっていきます。
18Kは1000分の750という純度です。
そして、金に何を混ぜているかによって、金の色や呼び方が違うのです。
18Kレッドゴールドなら銅が多め、18Kホワイトゴールドならパラジウム入りなどと変化します。
金を売りたいなら、純度は大事ですので、気に留めておくといいでしょう。
日本経済にも大幅な景気後退をもたらしたリーマンショック以降、ここ数年で、ゆっくりとではありますが、市場における金の買取価格が上がりつつあります。
最近ではさらに、ユーロに加盟していたギリシャが経済破綻を起こし、銀行預金の引き出しが無期限で封鎖されました。
リーマンショックと同様、ギリシャのこの事態も、金の市場価格を引き上げる起爆剤の一つになったとみられています。
金の買取店舗を選ぶ際に参考になるのが、金額のシステムです。
鑑定料、手数料などといった諸費用を有償で設定している店もあります。
その他、目減り、重量の端数分などの減額も有り得ます。
これらの費用を設定している店で買取してもらうと、色々な名目で買取額が減額されて、現実に買取額として受け取れる金額は少なくなります。
なんだか、業者にしてやられたような気分になります。
皆さんも、利用するお店を選ぶときには、買取のシステムの確認は怠らないようにしてください。