金買取業者は大抵の場合、業者自身の取引の安全を守るためにも、未成年者への利用制限があるのが当たり前です。
そのため、未成年の人は買取を利用できないのが一般的です。
ただ、一部では、利用が18歳から可能なケースもあるのですが、未成年であれば保護者のサインなどが必要になってきます。
また、18歳以上で親の同意書がある場合でも、多くの店では高校生からは買取をしてくれません。
便利な金買取ですが、一部では残念ながら詐欺のケースも存在します。
中でも「訪問購入」のケースは悪質なものが多いので気を付けましょう。
呼んでもいないのに自宅を訪れ、強迫的な態度で金製品の買取を迫ってくるのです。
こちらが相場などを知らないのをいいことに、あれやこれやと理由を付けて非常に安価に買い取ったり、後から売却のキャンセルを申し入れても応じなかったりと非常に悪質です。
玄関先に上げてしまうと非常に危険なので、そういう業者がやって来ても、一切相手にしないようにしましょう。
金のネックレスやブレスレットといった装飾品、あるいは指輪など、もう何年もご無沙汰という貴金属のアクセサリーをそのまま眠らせておくのは得策とは言えませんね。
自分のことかなと思ったあなたには、貴金属買取のお店に売却することをお勧めします。
金製品ならどこの店でも買取可能なことが多いです。
純金(K24)なら、現在の相場は1グラムあたりおよそ4800円であり、買取相場は一般的にその価格より若干安くなるとはいえ、多くの人が想像しているよりは十分高い額で換金することができますね。
金の相場が1グラム5000円というと、かなり高騰していると言えますが、その価格は純金の状態で取引するときの話ですから、例えば75パーセントが金である18金の場合、5000円×75%なので3500円くらいでしょうか。
それなりの額、例えば200万円になるような18金は、重さで言えば550から600グラムくらいでしょう。
ちなみに、かつて流行した喜平ネックレスが、重いもので1本100グラム程度です。
10金のアクセサリーをお持ちの方もいるかもしれませんが、10金は約41%の純度なので、1グラム約2000円ということになり、買取額が200万円を超えるためには1キロほども必要です。
ちょっと現実的ではないですね。
2008年のリーマンショック以降、今までの間に、やや遅めのペースながら、買取市場では金の買取価格が上昇に転じているようです。
加えて、ここ最近、ギリシャ国内では、経済危機が限界に達したため、銀行預金の引き出しが無期限で封鎖されました。
リーマンショックと同様、ギリシャのこの事態も、金の価値が高騰する引き金だったと考えられます。