昔貰ったけどもう使わない、というネックレスを買取ショップに持っていこうとしている方は、そのネックレスの裏面などをよく見てみてください。
一般に流通している金製品には、「K18」や「K24」などの文字が入っており、これを刻印と呼んでいます。
Kはカラットの略で、この数値は金の純度を表しています。
含まれる金の割合は、K24で100%、K18で75%だという意味です。
純度が高いか低いかにより、販売や買取における価格が大きく変わるのです。
貴金属の便利な換金手段である金買取。
その利用において大切なのは、自分の手元の金製品は、一体いくらの値段で売却できるか見込額を知ることだと思います。
基本的な算出方法を以下に示します。
日々変動する金の国際価格に対し、まずそれを金の重量単位である1トロイオンスで割り、ドル円レートを掛けると、国内金価格が算出できるのです。
金価格はネットでも調べられるので、情報を把握しておき、お店の買取提示額が適切かどうかが自分で分かるようにしておくことをお勧めします。
手持ちの金製品を買取に出すとしても、良い買取店を見極める方法で頭を悩ませてしまう人もいるかと思います。
少しでも高値を付けてくれるお店を選びたいというのは当然ですよね。
お店選びの最もわかりやすい基準は、「利用者からの人気」が第一です。
ここで評価が高い店であれば、ちゃんとした買取をしてお客さんを満足させていると言えます。
初めて利用する際にはそういうお店を選ぶといいですよ。
買取店の鑑定士は常に偽物の可能性に目を光らせています。
一般の人が買取に持ち込んだ金製品が、実は偽物だったという場合もあります。
メッキの一部に本物の金を厚く盛り、巧妙に刻印を施すなどの方法で、真贋鑑定を突破しようとする詐欺師もいるほどです。
しかし、磁石による検査、刻印周りのキズでも判別できますし、比重計を使えば比重の違いから、偽物であることはすぐに判明します。
中には、金と同じ比重になるように精巧に作られた偽物もありますが、試金石と呼ばれる黒い石に品物を擦り付けて色合いを見る「試金石検査」なら、たとえ見た目や比重を似せてあっても、簡単に見分けられます。
この方法は江戸時代には既に使われていたといいます。
最近は金買取を利用する方も増えてきましたが、初めて利用する際には果たして満足できる金額になるのか、誰しも気にされるところですよね。
しかし金の値段は常に決まっているわけではありません。
国際情勢や景気の良しあしなどにより、金の相場はその都度変わるので、いつ売るかによって値段が大きく変わってくることもあります。
そのため、少しでも高い金額での買取をご希望の方は、テレビやネットの情報に目を光らせ、価値が上がるタイミングを見計らうことを意識しましょう。