バブルの崩壊以降、現在にかけて、自宅にある金製品を現金にできないかと考える人が増え、それをビジネスチャンスと見てか、街には金・プラチナ買取系の店が乱立するようになりました。
景気良く何店舗も出している業者もあります。
沢山のお店の中から選べるほうが利用の敷居が低くなりますし、ライバルが増えればそれだけ高値の買取を掲げるお店も増え、全体的に店のレベルの底上げが見込めるでしょう。
店員の接客の質までも上がる可能性があります。
買取ショップの利用を考えている人にとっては、歓迎すべきことだと思います。
指輪やネックレス、イヤリングなどの金製品は、昔もらったものでも、時代遅れのデザインだったりしてさっぱり身に着けなくなってしまったものもあるでしょう。
そうしたアイテムをお持ちの方は、最近流行りの金買取を利用してみるのも一案です。
とはいえ、もちろん本物でないと買い取ってもらえません。
自分は本物だと思っていたのに、鑑定してもらうと贋物だった事例もあるのです。
鑑定士にそのように言われたら、残念ですが、勉強になったと思って諦める他にないでしょうね。
プラチナと言われてプレゼントされたアクセサリーを買取に出すと、鑑定の結果、白金(プラチナ)ではなく、白色金(ホワイトゴールド)だと言われたなどというケースが割と多いようです。
もちろん、両者は別物です。
本来、プラチナは金よりもずっと希少価値が高く、値段も高価だったので、代わりに使われるようになったものです。
日本でも昭和50年代までは代替品の認識でした。
ホワイトゴールドは金とニッケル系やパラジウム系の合金で、「K18WG」などの刻印があればホワイトゴールドです。
ちなみにプラチナなら「Pt」などの刻印になります。
なんだか安っぽいように思えるかもしれませんが、これだって金の一種ですから、金買取を扱っているお店ならどこでも買い取ってもらえるでしょう。
金買取というのが流行っているそうですが、先日はその業者から電話がありました。
生命保険や、子供の塾の勧誘ならよくありますが、何か売るのではなく、逆に買うという話は珍しく、まずは話を聴いてみることにしたのです。
そうすると、手持ちの宝飾品や貴金属で今は使っていないものがあったら買い取ってくれるという内容でした。
それなら色々あったなあと思って、そのお店の名を控え、ネットでも調べてみました。
現在の金相場は、1グラムいくらという形で表され、現在は約5000円ほどですが、ここに示される価格は、純度100パーセントの金(純金)の場合です。
アクセサリーによく使われる18金の場合、純度は75%なので、大体3500円ほどになります。
ですから、現実の買取では、それだけで200万円に達するには、必要な量は550から600グラムくらいでしょう。
ちなみに、かつて流行した喜平ネックレスが、重いもので1本100グラム程度です。
18金より安い10金のジュエリーも最近は増えてきましたが、10金は約41%の純度なので、1グラム約2000円ということになり、10金だけで200万円の買取価格になるためには、必要な量は1キロほどにもなります。