金買取をめぐる詐欺や類似の事件が多発しています。
買取業者が自宅を訪問し、納得できないような安価で強引に金を買い取っていく、いわゆる「訪問購入」による被害が増加しており、警察や消費者センターの対応も追いついていないようです。
お年寄りや主婦など、与しやすそうな相手を狙って訪問し、こちらが申し出に応じなければ、半ば脅しのように迫って買取を進めるというケースもあります。
後から売却をキャンセルされまいと、もちろん、ちゃんとした契約書なども出してくれません。
少しでも怪しいと思ったらすぐに追い帰すのが吉です。
不要になったプラチナのアクセサリーを売却しようと思って店に持って行くと、実はプラチナの代替品であるホワイトゴールドだと判明したなどというケースが割と多いようです。
見た目は似ていますが、両者は全く違う金属で、価値も大きく異なります。
プラチナはあまりに高価で、一昔前は金の3倍ほどしたくらいですから、よく似た見栄えの代替品としてホワイトゴールドが作られるようになりました。
ホワイトゴールドは金とニッケル系やパラジウム系の合金で、「K18WG」などの刻印があればその純度で金を含んだホワイトゴールドだということです。
代替品と聞くと安そうな印象ですが、金であることに変わりはないので、金買取を扱っているお店ならどこでも買い取ってもらえるでしょう。
最近数が増えてきた金買取ですが、その中にはタチの悪い詐欺もはびこっているので気を付けなければなりません。
特に注意するべきは、訪問型の買取を名乗る詐欺です。
金買取業者を名乗るものが自宅までやって来て、強引に金の売却を迫ってくるものです。
訪問販売の「押し売り」とよく似た「押し買い」のケースですが、あれやこれやと理由を付けて非常に安価に買い取ったり、後から売却のキャンセルを申し入れても応じなかったりと非常に悪質です。
話に応じる素振りを少しでも見せると、後が面倒なので、はっきり断って追い帰すようにしてください。
年間50万円以上の利益が出ている場合などでなければ、金買取に伴う税金は、控除枠などを適用して実際にはゼロになります。
もちろん、買取業者の方では、日々多くの金製品を売り買いしていますので、しっかり利益を計上し、納税しています。
ですが、そこまでの金額を個人がやりとりすることはないでしょう。
なので一旦は安心なのですが、税法が変わることも無いわけではないので、買取店の人に教えてもらうか、事前に税理士さんなどに聞いて調べるのもいいでしょう。
不況の影響もあってか、金の買取サービスを利用する人は増えており、その需要に応じて、金買取に参入する業者が増えてきました。
フランチャイズでチェーン展開する例もあるようです。
確かに、お店は多くあったほうが便利でしょうし、同業他社に負けじと買取額を上げてくるなど、より良いサービスを提供しようという方向に次第に変わっていく可能性が高いです。
お店の人も、よりお客さんに優しくなるかもしれないですね。
利用客の立場からすれば、プラスの影響が大きいといえます。