消費税が5%から8%に上がったのは記憶に新しいですね。
金の購入時には、その時の消費税率に応じて消費税を支払うわけですが、その金を買取ショップで買い取ってもらうと、自分が受け取る買取額は、本体価格に消費税が上乗せされた額になるのです。
なので、一度金を買っておけば、消費税が上がったタイミングで売ることで、何万円か得することになると言えます。
どうせ消費税が上がるなら、それを利用して得してやりたいですね。
さらに、日本は諸外国と比べて消費税率が低いので、日本で金を購入し、消費税率が20%を超えるヨーロッパ諸国のような国に持って行って売却するといった利益の上げ方も有り得るかもしれません。
不況の影響か、金買取の相場が次第に上がってきているので、手持ちの金製品を買取に出したというケースでは、年間20万円以上の利益が出ている場合などは、これを譲渡所得として、確定申告を行わなければなりません。
インゴットなどの地金を売却した際の利益は、事業でなければ「譲渡所得」として計上されますが、地金(インゴットなど)の場合、50万円の特別控除が受けられます。
色々と複雑な計算はありますが、要約すると、50万円以下の譲渡所得であれば税金はかからないということになります。
最近は金買取のお店も増えてきましたが、その中には鑑定料、手数料などといった諸費用を有償で設定している店もあります。
その他、目減り、重量の端数分などの減額も有り得ます。
これらの費用を設定している店で買取してもらうと、最初の提示価格は高くても、諸経費の分、買取の対価として実際に手元に入る金額は結局、低額になってしまいます。
なんだか、業者にしてやられたような気分になります。
後から損した気分にならないためにも、どういう費用が発生するかは事前に確認しておくことです。
相次ぐ不況で金の市場価値が上がっていると聞き、自宅にあった金製品の買取をショップに依頼してみると、刻印が入っていないものは買取れないと言われてしまいました。
刻印の入っているものもあったので、それだけ買取してもらってもよかったのですが、査定金額も低くなる上、手数料を引かれるとほとんど残りません。
それよりは一括で買ってくれる店を探した方がいいと思って、日本有数の宝飾店街である御徒町へ行ってみることにしました。
すると、買取店のスタッフや設備も流石にレベルが違い、見た目の検査はもちろん、比重を測るための色々な機械を駆使して、無事に全ての金製品を買い取ってもらうことができました。
金もプラチナも高級品として有名ですが、どっちが高いかは普段意識することがないでしょう。
ここのところ金の価格も追いついてきましたが、元々高かったのはプラチナです。
一時期は金の3倍ほどしたのです。
理由としては、レアメタルの中でも突出している希少性の高さの影響があります。
プラチナは年間約200トンほどしか産出されません。
プラチナや金はその美しさに加え、化学的に安定していて決して劣化しないという性質があり、国際情勢に関係なく世界中で需要の高い物質ですが、有史以前から現在まででオリンピックプール3倍分(金の場合)に過ぎないという、圧倒的な流通量の少なさが、その価格を引き上げる要因となっているのです。