ここ十年ほどで金の価格が上昇し続けていると聞き、タンスの奥に眠っていた金製品を、金買取ののぼりを出している店に持って行ったら、純度を示す刻印が入っていないから、値段は付けられないと言われてしまいました。
刻印がある商品だけなら買取査定できるとのことでしたが、それでは点数も少なく、手数料がかかることを考えると大した金額にはなりません。
刻印ありも無しもまとめて買い取ってくれる店を求め、貴金属のメッカである御徒町まで行ってきました。
御徒町なら、専門のプロが常駐しているようなお店ばかりなので、比重検査、試金石検査などで金の純度を調べてくれて、私の持ち込んだ金製品に全て値段を付けてくれました。
この前、金買取の業者からウチに電話がありました。
勧誘の電話にも色々あるとはいえ、商品を売りに来るんじゃなくて買い取るというのは初めて聞いたので、どういう話か気になってつい耳を傾けていました。
そうすると、手持ちの宝飾品や貴金属で今は使っていないものがあったら買い取ってくれるという内容でした。
それなら色々あったなあと思って、そのお店の名を控え、ネットでも調べてみました。
貴金属の便利な換金手段である金買取。
その利用において大切なのは、自分の手元の金製品は、一体いくらの値段を付けてもらえるのかを正確に知りたいということですよね。
金の純度や加工によって価格は異なるのですが、金そのものの価格の計算法は決まっています。
金の国際価格はその都度変動しています。
その数値を、重量単位の1トロイオンスで割って、現時点でのドル円為替レートをかけたものが、その時の日本国内における金価格です。
こういう情報一つでも、知ると知らないとでは大きな差があります。
計算法を知っておき、店舗に出ている買取価格が適正な数字かどうかが自分で分かるようにしておくことをお勧めします。
金の買取を利用する際には、多くの店では買取時の身分確認を徹底しています。
買取を依頼する際には、お店で直接買取する場合のみならず、商品を先に送ってお金を振り込んでもらうなどの形式にも同じように本人確認が求められます。
買取手続を進める前に、免許証や保険証などを提示する必要があります。
商品を郵送で送って買い取ってもらう場合は、身分証のコピーを同時に送ることで必要な手続きに変えるというのが普通です。
金の買取店舗を選ぶ際に参考になるのが、金額のシステムです。
手数料や「目減り」などを無償にしている店ならいいですが、有料の店も少なくありません。
これらの費用を設定している店で買取してもらうと、色々な名目で買取額が減額されて、最終的に受け取る現金の額が結局、低額になってしまいます。
なんだか損した気分になりますね。
特に初めての方は、利用する店舗を決める際に、事前にこのあたりを確認しておきましょう。