スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

なぜこんなに仁王くんに惹かれるのかざっくり検証する(画像でかい・ネタバレあるかも)



もちろんちーちゃんが本命で、テニプリでは赤也くんにぞっこん(死語?)なんですが、何故かタイプでもなんでもない仁王くんが気になってしょうがないのでその魅力について検証していきたいと思います。別に誰が得する訳でもないが



気になったきっかけが全く思い出せないんですが、とりあえずまず気になったのがこちら。





画像見にくくてすみません。

いわゆるモアプリの仁王くんルートの一場面なんですが、これを初めて見た時『こいつ歳取ってんなー』と思った覚えがあります。なんか枯れてる。彼女がどうも一筋縄でいかないから、疲れてしまったのか?

それにしても仁王ルート素敵でした。苦しそうな仁王たまらない。この時点で、この人の良さはペテン師とかなんとか言っといて、好きな子に対しては1人の男でしかないみたいな人間的な弱さが感じられる部分だと思いました。ていうか仁王ルートはモアプリ至上最強だったんじゃないだろうか…贔屓目か。



いきなり乙女ゲームから始まってしまいましたが、こちらは原作の仁王くん。





こえーよ!

『テニスの王子様』203話『菊丸の誓い』より。菊丸にボールをぶつけた仁王くん。故意かは不明だけど多分故意。なんかもう本当に立海は暴力に溢れてるな。もうジャッカルを解放してやれ!

しかし何より怖いのはこのスーパー尖ったチョロ毛男にメロメロしてたらそいつが七三分けの訳分からん男だったというまさかのオチです。柳生ファンの方すみません。だが分かってはいてもいつもこの成り代わりに驚きます。いろんな意味で

ここで注目して欲しいのが目の下の線!あれなんなんだろう!

そう思いながら半年ほど暮らしてきましたが、今日ついにその答えを見つけました。





『メンズヘアカタログ'10』より。これでしょ!?これが描きたかったんでしょ許斐てんてー!

私にはこの線の正体がよく分からないんですがおそらくは寝不足か肌荒れによるものなのではないかと…!クマの一種かな?

ここでファンブックなんぞの仁王くんデータを引っ張り出してみますと、仁王くんの睡眠時間は起床/就寝時間:6時45分/1時となっています。

つまり仁王くんがベッドに入った途端眠れるのび太タイプだったとしても、睡眠時間は5時間45分。そして参考までに赤也くんのペアプリなんぞを見てみますと、起床/就寝時間:6時40分/22時半…赤也くんは言わずもがなのび太くんタイプなのでおそらく8時間は寝てるかと…。仁王くんやはり少ない。

しかし同じくペアプリに赤也くんと載ってる薫ちゃんは4時間未満しか寝ていないので、なんとも言えません。ストイックすぎる。

どうでもいいですがお母さまの思惑も虚しく海堂兄弟は随分男らしく成長したようで…葉末くんはもっとふわっとした子かなーなんて思っていましたが。お兄さんに似てガッツありました。

話が逸れましたが、中学生の分際でレイトショーなんぞに行ってる仁王くんはおそらく睡眠不足がデフォルトです。睡眠不足の自覚がない睡眠不足。

そしてまたまた仁王くんデータを引っ張り出してきますと、仁王くんの1日の平均摂取カロリーは約2000kcalとのこと。少ねェ…

薫ちゃんですらお昼には重箱弁当を食べているというのに、2000カロリーってどのくらいなんだろう。私は藤くんのごとくポテチが好きなんですが、あれはだいたい一袋400カロリーぐらいだった気がする。てことは仁王くんの1日のパワーはポテチ5袋分?さらによく分からない…

まぁとにかく寝ない食べないの仁王くんにクマ的な何かがあったとしても、なんら不自然ではないと思うのです。

そしてこの線(仮に枯れ線と呼びます)が仁王くんの魅力を増大させているのではないでしょうか…!

仁王くん=ペテン師・掴みどころがないなどなんかよく分からない、ミステリアスなイメージがありますが、好きな子の前では余裕なくなってしまったり、ほっといたら寝ない食わないでなんかもうこいつ本当は1人じゃ生きてけないんじゃないだろうか。そんな印象を受けます。

世の女子は仁王くんの飄々としたスタイルやら何やらに惹かれつつも、この裏設定的な?1人でも全然大丈夫と見せかけてその実全然大丈夫じゃないその不安定さとかを見抜いているんじゃないでしょうか。そしてその象徴として、枯れ線があると。ほら、ダメな男に女は惹かれやすいじゃん?



とかいろいろ書きつらねてきましたが、正直自分もよく意味が分からなくなってきました。

だがテニプリ界一の色男・跡部がその余裕な感じを押すのに対し、仁王くんは余裕のなさを前に出している気がします。こなみがか?よく分からんけど。

言うなれば仁王くんは寝ないしお水も飲まないでなんとなく全てが乾いていて、枯れ線を浮き出している姿が美しいんです。合うんです。

そしてそれが女子の、私の『仁王くんなんとかしてやらな』という潜在的庇護欲を刺激するのではないでしょうか。表向きには『仁王くんにだまされたい』とか思ってたとしても。

ここまで書いて『しかし仁王くんの枯れ線=柳生』ならば『仁王くんの魅力=柳生の魅力』という妙な方程式が浮かんでしまったのであれですが、仁王くんの魅力ってそういうところなんじゃないか、という。

柳夢

ヒロインの名前は『唯』です。唯ちゃんありがとう\(^O^)/

同棲してる設定・柳が会計士目指してる設定です。










恋人ができたらしたいことがある。それは、手をつないで一緒に眠ること。

大好きな人と手をつないで寝たら、一緒に幸せな夢が見られるんじゃないか、なんて。そんなの子どもじみてるって思いながらも、心のどこかで信じている。


だから蓮二さんに『一緒に寝るのはいいが手はつなげない』って言われた時は、ちょっと悲しかった。誰かに触れられていると、どうしても気になって落ち着かないんだそうだ。その気持ちはなんとなく分かるし、蓮二さんが嫌がることはしたくない。

だからこの小さなあこがれは、心の中の引き出しにしまっておくことにした。そんなのなくたって、私は蓮二さんがすきだもの。



蓮二さんはお父さんの影響もあって、会計士の勉強をしている。そしてそれと同じくらい、テニスをがんばっている。

会計士の勉強は遠征がないけれど、テニスは遠征がある。1週間以上帰って来ないこともあるし、だから私はテニスより会計士の勉強の方が好きだ。

そう蓮二さんに訴えたら、蓮二さんはいつも困ったような顔で笑う。その顔がとびきり優しいから、私は蓮二さんをそれ以上責められない。



明日からの合宿で、初めてのクリスマスは一緒に過ごせなくなってしまった。

本当はケーキも予約しちゃったんだけど、家族で食べることにしようかな。蓮二さんの好きそうなのを選んじゃったから、お母さんにはばれてしまうかもしれない。




「唯、帰ってからクリスマスをやってもいいんだぞ」

「ううん、大丈夫」




『初詣は一緒に行ってね』言ったら、蓮二さんは『約束する』って抱きしめてくれる。それだけで十分なんだけど、やっぱりちょっと寂しいな。

おやすみなさいのキスをして、そっと蓮二さんから離れる。

しばらくしてから、薄く目を開けると、子どもみたいなあどけない寝顔が目の前にあった。


投げ出された大きな手は、ぎゅっと毛布の端を握っている。

ちょっとした悪戯心がむくむくと湧いてきて、そっと毛布に手を伸ばす。寝ている蓮二さんに気づかれないように、じりじりとそれを引っ張った。


「ん………」




毛布がなくなった瞬間、蓮二さんがぴくっと反応する。一瞬どきりとしたけれど、空いた手のひらにするりと自分の左手を滑り込ませた。どきどきしながら蓮二さんの表情を見ていると、ちょっと眉間に皺を寄せて、それからきゅっと私の指先を握りしめる。

なんとなく落ち着いたのか、蓮二さんはそのあとすぐに幼い寝顔に戻った。くーくー、と小さな寝息。

その姿があまりに可愛いのと、してやったりな気分もあって、笑いそうになるのを堪えるのが大変だった。私の気持ちを知ってか知らずか、蓮二さんの表情がまた和らいだ気がする。

蓮二さんの手は、赤ちゃんみたいに体温が高くてあったかい。そのあったかさが私にも伝わってくるみたいで、ゆるやかな眠りに誘われた。






「…唯、行って来るからな」




頭の上から降ってきた声に、現実に引き戻される。蓮二さんをちゃんと見送ろうと思っていたのに、寝過ごしてしまったらしい。慌てて起きようとしたら、肩を押されてベッドに戻された。

既に細身のウィンドブレーカーに身を包んだ蓮二さんが、ずっと上から私を見下ろしている。




「蓮二さん、ごめんね」

「謝らなくていい」

「…気をつけてね」

「あぁ」




気の利いたことなんてなんにも言えなくて、当たり障りのない言葉ばかりが出ては消えていく。ずっと幸せな夢を見ていたのに、急にそれが夢だと気づいてしまったみたい。昨日は子どもみたいだった蓮二さんは、今はずっと大人びた目で私を見つめている。

もしかしたら、昨日のあれは夢だったのかもしれない。心の中の引き出しがふいに開いて、それが私に見せた夢。そうだったのかもしれない。




「あのね、蓮二さん…昨日、蓮二さんと手つないで寝たんだよ」

「…?」

「覚えてる…?」




なんでだろう。目頭がきゅーっと熱くなってくる。

蓮二さんは私を見て、またあの困ったような笑顔で前髪をくるりと梳いた。




「ずっとお前だと、分かっていたさ」




蓮二さんは前髪を一房掬うと、ちゅ、と小さくキスを落とす。

『まだ早いから寝ておけ』という声に、上手く答えられたか分からない。あんまり嬉しくて、たまらなかったから。


蓮二さんが帰って来たら、またこっそり手をつないでみようか。そのくらいのわがままなら、許してくれる気がする。






















はすぢさん書くの楽しいッス\(^O^)/
前の記事へ 次の記事へ