前回のひとりごとから…



安らかに眠るパートナーを残し
ワタシは彼と 昇る朝日を観るため石畳を並んで歩いた……
端から見ると仲の良い兄妹がふざけあって歩いている様だろう……


ワタシと彼は酔って真っ直ぐには歩けなかったから…



ふらふらになりながらも
石畳の先にある石舞台に
たどり着いた……

背中合わせにへたりこむ
二人とも肩で息をしている


……

………



眼下の雲海をぼんやり見おろす……

二人とも無言だった


やがて空が白み始め……
雲が橙色に染まり…
朝日が顔を覗かせる……

肌寒かった空気が
一気に暖まるのが感じられる………

なんと 素晴らしい体験だろう……

ワタシは感動して彼の方へ顔を向ける

……

背中合わせの彼はすでに
眠りに落ちていた……

何とも幸せそうな寝顔を
しているのだろう……

そんな彼を見ているうちにワタシも眠くなってきていた 何しろ …徹夜で ……呑んで……

いたのだ …無理も

……ない

だろう………

……


………ワタシは

………………

…z・z・z・z…………