復活de王様の部屋パロ。
続き。



・思いつきの書き殴り
・ギャグにしたいがギャグの才能はない
・今後禁断のお笑いネタ(下ネタ)がいつ出てもおかしくない
・そもそもオチが見えない
・文章グダグダ
・管理人の精神の乱れが反映

それでも大丈夫な方のみスクロール*












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9つの部屋、9人でルームシェア。

あれから『パオパオ老師に言われて来たのだー!』と、相変わらずの調子で現れた了平と、箱詰めされて宅配便として届けられたランボが現れ、これで2週間限定ルームシェア生活参加者の内、5名が明らかとなった。


だが、ランボに1部屋あてがう必要があるのかは疑問なところである。

現にランボは綱吉の部屋でゲームをしたり、絵を描いたりして過ごしているのだ。

それに何よりまだ5才児だ。夜は一人で寝るのが怖いらしく、強がったセリフとともに綱吉の部屋にやってきてベッドの中に潜り込んでくるのだから。



そんなルームシェアを始めて1週間が経つが、はっきり言って綱吉は限界を感じている。

親睦を深めるという点からすれば、この4人とは何だかんだで仲良くやれていると思う。

しかし、この4人をまとめるという高度な技術を綱吉は持ち合わせていない。

それどころか、彼らに振り回されてばかりだ。

せめてもう一人だけでもまともなツッコミ役がいてくれればと嘆かずにはいられない。

それが叶わない今、頼むから少しでいいから一人の時間がほしいと思うのである。



それなのに…






「これは一体…」

綱吉は眼下に広がる光景に絶句した。

同居とはいえ、それぞれに綱吉の実家の部屋よりもいくらか広い部屋が用意されている。

それなのに、5歳児のランボは仕方がないとしても、なぜ綱吉の部屋に獄寺と山本、そして了平までがいるのか…

おそらく、ランボが一緒に寝ているという事実を獄寺に告げたことが起因だろう。

その時の獄寺は、まぁ大体想像がつくと思うが、『なっ!あのアホ牛…じ、十代目と床をともにするなんて…』とか何とか、一人行き過ぎた妄想を炸裂させた後、

「十代目の貞操は俺がお守りします!」

そう何をどこからツッコんでいいのか分からない宣言をしてくれた。

そして、彼が布団やら枕やらを綱吉の部屋に運び来んでいる所を目撃した山本が、

「お!合宿か?楽しそうなのな〜。俺も混ぜてくれよ!」

なんていつもの斜め上発言をリビングでしたものだから、同じくそこにいた了平も

「強化合宿となれば極限俺も参加するぞ!」

と、勘違いが勘違いを引き起こして…

そして現在のような状況が出来上がったというわけだ。

3人は床の上で各々持ち込んだ寝具にくるまって眠っているが、彼らがこうして静かに眠るまでには非常に時間がかかるのだ。

こんな状況が数日続いたらさすがに綱吉も疲れた。もう随分、彼らのフリーダムっぷりには耐性がついたと思っていたのだが…。



「はぁ…恨むよ、リボーン…」

「僕は大歓迎ですよ」

ベッドに潜り込んで、ポツリと呟いた独り言だったのに、突如背後から耳元に囁きかけられた声に、綱吉は息を詰める。

この声、この気配、忘れるわけがない。

反射的にベッドから飛び出した。否、転がり落ちたと言った方が正しいかもしれない。

「な、な、な、なーっ!骸ーっ!」

「お久しぶりです沢田綱吉」

クフフ…と相変わらず独特な笑いをこぼしながら、骸は綱吉に微笑みかける。

「お前、なんで…!」

「不本意なんですよ?不本意なんですけど、僕もファミリーの一員である以上、参加する義務もあると思いまして」

「……そんなに不本意なら帰れ」

「あなたと絆を深めるために来たんですよ?さあ!綱吉くん!」

「ひいっ…!」

何が『さあ!』なのか分からないが、これは危険だ(性的な意味で)と綱吉の第六感が告げている。
この時は本気でブラッドオブボンゴレというものに感謝した。


ところで、当然この騒ぎに、同室にいた3人が目を覚まさない訳がなく、綱吉の部屋には一触即発状態の空気が漂う。

「た、頼むから俺の部屋で暴れないでー!あと骸は帰れー!」

そう言う訳で、獄寺いわく『十代目の貞操をめぐる攻防戦』はリビングに移行した。

しかし、広いリビングもあっという間に滅茶苦茶に荒れて、きっとこれを収拾出来ないと綱吉がリボーンに殺されるはめになるのだろう。

しかし、主に獄寺と骸の『綱吉くんの初めては僕がいただきます!』だの『十代目の純潔を守るのがオレの役目だ!』だの、そんな恥ずかしい事を大声で言いあっている中に割って入れる程の勇気も気力も綱吉にはない。


そんな時だった。

今まで誰もいないと思っていた、残りの部屋の1つが、激しい音をたてて開いた。

いや、開いたというより、ドアが破壊されたと表現するべきだろう。

そして、そこにいたのは、絶対に有り得ないと思っていた人…雲雀恭弥、その人だった。

「ひ、雲雀さん!?」

「煩いよ、君たち」

「これはこれは雲雀恭弥」

「……咬み殺す」


混乱はさらなる混乱を生んだらしい。

一瞬見えた希望は、刹那の速さで消えてしまった。

綱吉はさらに悪化した状況にいたたまれなくなって、ついに大声で泣き叫びながら家を飛び出した。

が、すぐさまリボーンに連れ戻されたのは言うまでもない。