復活de王様の部屋パロ。
続き。


・思いつきの書き殴り
・ギャグにしたいがギャグの才能はない
・今後禁断のお笑いネタ(下ネタ)がいつ出てもおかしくない
・そもそもオチが見えない
・文章グダグダ
・管理人の精神の乱れが反映

それでも大丈夫な方のみスクロール*

















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全てはその不動産屋から始まっt…いや、リボーンの思いつきから始まった。






いつもの学校からの帰り道、綱吉は『リボー院』と名乗る、自称謎の不動産屋の男に呼び止められた。

しかし、どんぐり眼を輝かせて『ルームシェアしてみない?』なんてカワイコぶって話しかけてくる相手は、どこからどうみても綱吉のよく知るスパルタ家庭教師そのもので、『謎の不動産屋・リボー院』なんて名乗ってはいても、ぶっちゃけその正体は明らか。

むしろ綱吉からしてみればはっきりしすぎているくらいだ。

そして大概こういう時はろくなことが起こらない。

「リボーン!?何してんだよ、お前…」

「いらっしゃいませ!お客さん!どうです?お勧めの良い物件がありますよ」

あくまでそのキャラを貫き通すつもりか…と呆れにも似た脱力感を綱吉は感じる。

「どうです?今なら格安。持ってけ泥棒!」

「え…いや、実家暮らしなんで結構です」

「そんな事言わずに!ココなんてどうでしょう?アナタなら将来有望なマフィアのボスになれると見込んで…」

「だから俺は、マフィアになるつもりはないって…」

「いいからさっさとルームシェアしやがれ!話が進まねぇだろうが!」

「ええ…!?そんな身も蓋も…ぬあああ!」






こうしていつものごとく綱吉は、無理矢理というか勝手にというか…とにかくリボーンに振り回されて、リボー院お勧めの不動産・vongoleへと連れて来られたのであった。




一体今回はどんな目にあわされるのだろうかとビクビクしていれば、今回のとんでも企画は、簡単に言ってしまえばファミリーとの親睦を深めようというもの。

もう少し厳密に言えば、

『とりあえず2週間でここのキングにのし上がって来い。ファミリーをまとめるボスとしては当然の事だぞ』

とのこと。


「もし達成出来なかったらペナルティ1億円だからな。それじゃ頑張れよ!」

そう言い残してどこかに行ってしまったリボーン。

外装もさることながら、内装も豪華で広い建物の中、綱吉はだだっ広いリビングの真ん中にポツンと一人取り残された。


キングになれ…つまり同居人のトップに立てということだろうが、そんなこと出来るはずがないと綱吉は思う。

そもそもルームシェアをする相手も分からないのだ。

ファミリーと言っていたくらいだから、少なくとも顔見知りではありそうだが…。

そして、今綱吉の目の前に並ぶ9つの扉から、同居人は綱吉を含め9人ということになろう。

「9人か…」

思いつく限りのボンゴレ関係者を考えてみる。


「とりあえず獄寺くんと山本は来そうだよなー。あとは…」


群れることが嫌いな雲雀は論外だし、クロームと骸もここに来る可能性はかなり低い。むしろ骸は来るな。そう思う。

それに、もし彼らが来たとして、どう考えても綱吉には自分が彼らの(特に雲雀の)上に立つなんて想像すらできない。

逆にボッコボコにされて地に這いつくばっている姿は、あまりにも容易に、それでいてリアルに想像できて怖かった。


とにかく、そうであれば、あと可能性があるのは了平くらいである。


「だ、誰が来るんだろう。なんか緊張するなぁ…」

そうぼやく。

次の瞬間、玄関の扉が開く音がして、誰かがリビングに向かって歩いてくる足音が聞こえた。

「お!やっぱりツナもいたんだな」

そういってひょこり顔を見せたのは、山本だった。

「これから2週間よろしくな!」

「ごめんね、山本。また変なことに巻き込んじゃって…」

「ん?何言ってんだ?これって補習の合宿だろ?」

「え…」

「今日俺ん家にリボ山が来てさ〜」


と、ここに来た経緯を語る山本に、綱吉はますます申し訳ない気持ちでいっぱいになってきた。

しかし、山本自身は全く気にする様子もなく、むしろこの様に広く豪華な場所での合宿ということに胸踊らせている。


「他には誰が来るんだろうなー?楽しみだな!」

そう言う山本の期待に答えるように、玄関の扉が開く音が聞こえてきた。


獄寺との合流であった。