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興就めも

room of vongole@

復活de王様の部屋パロ。

パロったらパロ。

・ツナ総受方面…?
・ギャグにしたいがギャグの才能はない
・禁断のお笑いネタ(下ネタ)がいつ出てもおかしくない
・文章グダグダ
・管理人の精神の乱れが反映

それでも大丈夫な方のみスクロール*
























*******











全てはその不動産屋から始まった。









いつもの学校の帰り道、獄寺は突然『リボー院』と名乗る自称・謎の不動産屋から声をかけられ立ち止まった。


普段ならこのような勧誘、無視して立ち去る獄寺だったが、

「人の話は最後まで聞け」

と後頭部に強烈な蹴りをいただき、強制的に足止めされたのである。

それに話を聞くうちに悪くないと思ってきたものだから、今では路上に正座してまで、真剣にリボー院の話を聞いている。


「将来十代目の右腕として見込みがある方にのみ紹介している物件です」

「2週間お試しで住むことができます」

「ただしルームシェアです」

「沢田さん家の綱吉くんが一緒です」


などなど、明らかに怪しいことこの上ないのだが、『十代目』『右腕』『綱吉』という言葉は獄寺にとってはまさに魔法の言葉。

すっかりその気になって

「引っ越しますっ!」

と目を輝かせて返事をした。









こうして2週間のお試し期間として、リボー院に勧められた不動産、その名も『vongole』に(仮)引っ越ししてきた獄寺は、まずその物件の大きさに感動した。

続いて、内装の豪華さにも感動する。

玄関スペースだけでも6畳はありそうな広さだ。

「こ、ここに十代目と2人っきり…」

そう思わず声に出して感動を噛みしめる。


「あ!獄寺くん!」

その瞬間に掛けられた聞き覚えのある声に、獄寺は満面を越えて至上最高の笑顔を見せて返事をする。

視線の先には敬愛する十代目こと綱吉の姿。

まるで夢にまでみた綱吉との新婚生活〜ver.新居にお引っ越し〜だと、涙ぐむ。

が、やはりそれは獄寺の夢でしかない。


「お。獄寺も来たのな〜」






新妻の後ろには間男が立っていた。







「ご、獄寺くん!?」

真っ白になって固まった獄寺。

その手から荷物がボスンと大きな音を立てて落ちたかと思うと、続いて獄寺自身が膝から崩れ落ちた。

そんな獄寺に、綱吉は慌てて駆け寄る。

とりあえず突然の事に心配して獄寺の元に駆け寄ったはいいものの、その原因も分からず、どうしていいものかと戸惑う綱吉だったが、これまた突然に手を握りしめられて、何事かと戸惑う。

「ど、どうしたの?具合でも…」
「そんな…十代目…。なぜです!?十代目が浮気だなんて…!夫である俺に何か不満でも…!?」

「…」

とりあえず元気そうだが、これはこれで心配だと綱吉は思う。

夫ってなんだ?
浮気ってなんだ?

ツッコミたい所はたくさんあるが、その妄想界に踏み込むのが怖くて聞けない。



とにかく、涙に濡れる獄寺を引きずるようにしてリビングまで運び、自分の勝手な妄想でヘコんでいる獄寺を、綱吉はその誤解(というのもおかしいのだが)を解くべく、今の事態を説明した。




つづく…?

room of vongoleA

復活de王様の部屋パロ。
続き。


・思いつきの書き殴り
・ギャグにしたいがギャグの才能はない
・今後禁断のお笑いネタ(下ネタ)がいつ出てもおかしくない
・そもそもオチが見えない
・文章グダグダ
・管理人の精神の乱れが反映

それでも大丈夫な方のみスクロール*

















*********
















全てはその不動産屋から始まっt…いや、リボーンの思いつきから始まった。






いつもの学校からの帰り道、綱吉は『リボー院』と名乗る、自称謎の不動産屋の男に呼び止められた。

しかし、どんぐり眼を輝かせて『ルームシェアしてみない?』なんてカワイコぶって話しかけてくる相手は、どこからどうみても綱吉のよく知るスパルタ家庭教師そのもので、『謎の不動産屋・リボー院』なんて名乗ってはいても、ぶっちゃけその正体は明らか。

むしろ綱吉からしてみればはっきりしすぎているくらいだ。

そして大概こういう時はろくなことが起こらない。

「リボーン!?何してんだよ、お前…」

「いらっしゃいませ!お客さん!どうです?お勧めの良い物件がありますよ」

あくまでそのキャラを貫き通すつもりか…と呆れにも似た脱力感を綱吉は感じる。

「どうです?今なら格安。持ってけ泥棒!」

「え…いや、実家暮らしなんで結構です」

「そんな事言わずに!ココなんてどうでしょう?アナタなら将来有望なマフィアのボスになれると見込んで…」

「だから俺は、マフィアになるつもりはないって…」

「いいからさっさとルームシェアしやがれ!話が進まねぇだろうが!」

「ええ…!?そんな身も蓋も…ぬあああ!」






こうしていつものごとく綱吉は、無理矢理というか勝手にというか…とにかくリボーンに振り回されて、リボー院お勧めの不動産・vongoleへと連れて来られたのであった。




一体今回はどんな目にあわされるのだろうかとビクビクしていれば、今回のとんでも企画は、簡単に言ってしまえばファミリーとの親睦を深めようというもの。

もう少し厳密に言えば、

『とりあえず2週間でここのキングにのし上がって来い。ファミリーをまとめるボスとしては当然の事だぞ』

とのこと。


「もし達成出来なかったらペナルティ1億円だからな。それじゃ頑張れよ!」

そう言い残してどこかに行ってしまったリボーン。

外装もさることながら、内装も豪華で広い建物の中、綱吉はだだっ広いリビングの真ん中にポツンと一人取り残された。


キングになれ…つまり同居人のトップに立てということだろうが、そんなこと出来るはずがないと綱吉は思う。

そもそもルームシェアをする相手も分からないのだ。

ファミリーと言っていたくらいだから、少なくとも顔見知りではありそうだが…。

そして、今綱吉の目の前に並ぶ9つの扉から、同居人は綱吉を含め9人ということになろう。

「9人か…」

思いつく限りのボンゴレ関係者を考えてみる。


「とりあえず獄寺くんと山本は来そうだよなー。あとは…」


群れることが嫌いな雲雀は論外だし、クロームと骸もここに来る可能性はかなり低い。むしろ骸は来るな。そう思う。

それに、もし彼らが来たとして、どう考えても綱吉には自分が彼らの(特に雲雀の)上に立つなんて想像すらできない。

逆にボッコボコにされて地に這いつくばっている姿は、あまりにも容易に、それでいてリアルに想像できて怖かった。


とにかく、そうであれば、あと可能性があるのは了平くらいである。


「だ、誰が来るんだろう。なんか緊張するなぁ…」

そうぼやく。

次の瞬間、玄関の扉が開く音がして、誰かがリビングに向かって歩いてくる足音が聞こえた。

「お!やっぱりツナもいたんだな」

そういってひょこり顔を見せたのは、山本だった。

「これから2週間よろしくな!」

「ごめんね、山本。また変なことに巻き込んじゃって…」

「ん?何言ってんだ?これって補習の合宿だろ?」

「え…」

「今日俺ん家にリボ山が来てさ〜」


と、ここに来た経緯を語る山本に、綱吉はますます申し訳ない気持ちでいっぱいになってきた。

しかし、山本自身は全く気にする様子もなく、むしろこの様に広く豪華な場所での合宿ということに胸踊らせている。


「他には誰が来るんだろうなー?楽しみだな!」

そう言う山本の期待に答えるように、玄関の扉が開く音が聞こえてきた。


獄寺との合流であった。


room of vongoleB

復活de王様の部屋パロ。
続き。



・思いつきの書き殴り
・ギャグにしたいがギャグの才能はない
・今後禁断のお笑いネタ(下ネタ)がいつ出てもおかしくない
・そもそもオチが見えない
・文章グダグダ
・管理人の精神の乱れが反映

それでも大丈夫な方のみスクロール*












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9つの部屋、9人でルームシェア。

あれから『パオパオ老師に言われて来たのだー!』と、相変わらずの調子で現れた了平と、箱詰めされて宅配便として届けられたランボが現れ、これで2週間限定ルームシェア生活参加者の内、5名が明らかとなった。


だが、ランボに1部屋あてがう必要があるのかは疑問なところである。

現にランボは綱吉の部屋でゲームをしたり、絵を描いたりして過ごしているのだ。

それに何よりまだ5才児だ。夜は一人で寝るのが怖いらしく、強がったセリフとともに綱吉の部屋にやってきてベッドの中に潜り込んでくるのだから。



そんなルームシェアを始めて1週間が経つが、はっきり言って綱吉は限界を感じている。

親睦を深めるという点からすれば、この4人とは何だかんだで仲良くやれていると思う。

しかし、この4人をまとめるという高度な技術を綱吉は持ち合わせていない。

それどころか、彼らに振り回されてばかりだ。

せめてもう一人だけでもまともなツッコミ役がいてくれればと嘆かずにはいられない。

それが叶わない今、頼むから少しでいいから一人の時間がほしいと思うのである。



それなのに…






「これは一体…」

綱吉は眼下に広がる光景に絶句した。

同居とはいえ、それぞれに綱吉の実家の部屋よりもいくらか広い部屋が用意されている。

それなのに、5歳児のランボは仕方がないとしても、なぜ綱吉の部屋に獄寺と山本、そして了平までがいるのか…

おそらく、ランボが一緒に寝ているという事実を獄寺に告げたことが起因だろう。

その時の獄寺は、まぁ大体想像がつくと思うが、『なっ!あのアホ牛…じ、十代目と床をともにするなんて…』とか何とか、一人行き過ぎた妄想を炸裂させた後、

「十代目の貞操は俺がお守りします!」

そう何をどこからツッコんでいいのか分からない宣言をしてくれた。

そして、彼が布団やら枕やらを綱吉の部屋に運び来んでいる所を目撃した山本が、

「お!合宿か?楽しそうなのな〜。俺も混ぜてくれよ!」

なんていつもの斜め上発言をリビングでしたものだから、同じくそこにいた了平も

「強化合宿となれば極限俺も参加するぞ!」

と、勘違いが勘違いを引き起こして…

そして現在のような状況が出来上がったというわけだ。

3人は床の上で各々持ち込んだ寝具にくるまって眠っているが、彼らがこうして静かに眠るまでには非常に時間がかかるのだ。

こんな状況が数日続いたらさすがに綱吉も疲れた。もう随分、彼らのフリーダムっぷりには耐性がついたと思っていたのだが…。



「はぁ…恨むよ、リボーン…」

「僕は大歓迎ですよ」

ベッドに潜り込んで、ポツリと呟いた独り言だったのに、突如背後から耳元に囁きかけられた声に、綱吉は息を詰める。

この声、この気配、忘れるわけがない。

反射的にベッドから飛び出した。否、転がり落ちたと言った方が正しいかもしれない。

「な、な、な、なーっ!骸ーっ!」

「お久しぶりです沢田綱吉」

クフフ…と相変わらず独特な笑いをこぼしながら、骸は綱吉に微笑みかける。

「お前、なんで…!」

「不本意なんですよ?不本意なんですけど、僕もファミリーの一員である以上、参加する義務もあると思いまして」

「……そんなに不本意なら帰れ」

「あなたと絆を深めるために来たんですよ?さあ!綱吉くん!」

「ひいっ…!」

何が『さあ!』なのか分からないが、これは危険だ(性的な意味で)と綱吉の第六感が告げている。
この時は本気でブラッドオブボンゴレというものに感謝した。


ところで、当然この騒ぎに、同室にいた3人が目を覚まさない訳がなく、綱吉の部屋には一触即発状態の空気が漂う。

「た、頼むから俺の部屋で暴れないでー!あと骸は帰れー!」

そう言う訳で、獄寺いわく『十代目の貞操をめぐる攻防戦』はリビングに移行した。

しかし、広いリビングもあっという間に滅茶苦茶に荒れて、きっとこれを収拾出来ないと綱吉がリボーンに殺されるはめになるのだろう。

しかし、主に獄寺と骸の『綱吉くんの初めては僕がいただきます!』だの『十代目の純潔を守るのがオレの役目だ!』だの、そんな恥ずかしい事を大声で言いあっている中に割って入れる程の勇気も気力も綱吉にはない。


そんな時だった。

今まで誰もいないと思っていた、残りの部屋の1つが、激しい音をたてて開いた。

いや、開いたというより、ドアが破壊されたと表現するべきだろう。

そして、そこにいたのは、絶対に有り得ないと思っていた人…雲雀恭弥、その人だった。

「ひ、雲雀さん!?」

「煩いよ、君たち」

「これはこれは雲雀恭弥」

「……咬み殺す」


混乱はさらなる混乱を生んだらしい。

一瞬見えた希望は、刹那の速さで消えてしまった。

綱吉はさらに悪化した状況にいたたまれなくなって、ついに大声で泣き叫びながら家を飛び出した。

が、すぐさまリボーンに連れ戻されたのは言うまでもない。



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