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紫陽花


紫陽花

○紫陽花や冷たく転じ毒の愛
○紫陽花やあつめて生かすおもいなり

紫陽花

○紫陽花や黒髪よせて花の色
○紫陽花を深水に見る色みかな

紫陽花

○紫陽花にしとやかなりの歩幅かな
○蚤市にあじさいの花ありにけり
○紫陽花や大人びてこそ見えにけり
○紫陽花の濃くのこりけりおもふ川
○陶磁器にほんのりとして七変化
○紫陽花や陶磁器のなか雨のなか
○紫陽花やかなしくもなく里帰り

紫陽花

○紫陽花や昼に消えつつ夜半の月
○知らぬもがな紫陽花の嘘加速せり
○紫陽花や絶えてひさしき夜の雨
○紫陽花や男女の坂なりみをつくし

紫陽花

○紫陽花や雨に打たれて出会いから
○ひそめたる恋雨つぶの四葩かな

紫陽花

○インスタにあじさいの花載せにけり
○紫陽花や大坂をちと離れけり
○紫陽花やヨガの帰りに見ていたり
○紫陽花や瞳の中を全反射
○紫陽花や重臣たちの万華鏡
○紫陽花や映画の中の散歩道
○紫陽花やブログの記事を歩くほど
○紫陽花や踏切り君にキス手前
○紫陽花や見れば娘の誕生日
○紫陽花やぜんざい雨も降りてをり
○紫陽花や傘の忘れた甘味堂
○紫陽花に胸も躍りし雑貨店
○紫陽花にギフト選びの女哉
○紫陽花や地図は電子の串団子
○紫陽花やベーグルパンの女旅
○紫陽花やショーケースには浜の影
○紫陽花やショーケースには恋変化
○ショーケース紫陽花道のゆく電車
○紫陽花やショーケースには由比ヶ浜
○石段の紫陽花ぬれて猫の髭
○紫陽花やぬれて女の御朱印帳
○紫陽花や御朱印帳がかわいいよ
○紫陽花や八雲神社に祈る女性


朝顔、

朝顔

○朝顔や家族に話こともなき
○朝がほや居心地のよき琥珀色
○朝顔に尾張の珈琲江のじかんとや
○朝顔や尾張の椅子にもたれけり
○朝がほや昼の人魂消えにけり
○朝がほやいつもあなたを待てをり
○朝顔や星につつまる心地かな
○朝顔や赤き座席に時間旅行
○朝顔や書斎光のマーカーペン
○朝顔やいつぞ自転車なかりけり
○朝顔や涙にむせて酢だこ噛む
○朝がほや武蔵の国の小京都
○朝がほや埼玉女子のわるい癖
○朝がほや埼玉のふち青春中
○朝顔や埼玉一夜すごしけり
○朝がほや尾張一首に荷揚げせむ
○朝顔やレンガひとつの色のむら
○朝顔やとくべつな日のキーマカレー
○朝顔やおはり裏切る片思ひ
○朝顔や尾張の空に深き色
○朝顔や商人みえぬ淀屋橋
○朝顔や熱田湊にむかしの人
○朝顔や尾張のまちの町づくり
○朝がほや拒みつづけて尾張人
○朝がほや父と老舗の喫茶店
○朝顔やてんびんにのる苦味甘味
○朝顔や創業当時のくろい罠
○朝がほや人好き合いもなかりけり
○朝がほや求めるものはなくはなく
○朝顔や眠らぬ街の筆記体
○朝顔や何層にして珈琲江日記
○朝顔やすごす時間の黄金比
○朝顔や麺は太めの名古屋人
○朝顔や豆煎る人の十五年
○朝顔やクリームソーダの昭和愛
○朝顔やなにを話そか迷いけり
○気取らずに喫茶と描いて牽牛花
○朝顔やフルーツサンドの並木道
○文豪の頭をほぐす牽牛花
○朝顔やスパイスカレーのふつうの日
○朝顔や毎朝みゆる店看板
○朝顔や無料の卵懐かしき
○文豪と音大生の牽牛花
○朝顔に青春の日のコースター
○朝顔やオレンジジュースたのみけり
○朝顔や小倉トースト皿の上
○朝顔や器の柄の気のすさび

薔薇

○洋館を設計したり赤い薔薇

朝顔

○朝顔やあまり見かけぬなった女性

朝顔

○朝顔に悲しき人の姿かな
○朝顔の忘れてつゆの化粧かな

朝顔

○朝顔や一輪教会覗きこむ

朝顔

○朝顔やあまり見かけぬなった女性
○朝顔の色やへだてて波の音
○朝顔の水や張りゆく紺の淵
○朝顔に張りゆく水の加減かな
○朝顔や歩幅に歌の見受けれり
○朝顔の朝に嫁ぎし人の顔
○朝顔に見慣れぬ箸や置きにけり
○古のたづねて見たり牽牛花

朝顔

○朝顔や一輪とする夢の跡
○朝顔や一輪として花とする
○朝顔や他にもかほを持ちにけり
○朝顔やよのなかをどうおもふべき
○朝顔に虎の半身や煙に巻き
○名筆に朝顔の見ゆ天下かな
○朝顔や行方の知らぬ隅田川
○朝顔の淵の便りも静なり
○朝顔に乾く盥の夕べかな


朝顔

○朝顔や一番きれいな帯三種
○水瓶に朝顔生けて龍の髭
○流線に己を浮かす牽牛花
○静かさや朝顔花の咲きにけり

朝顔

○朝顔やガラスにうつる朝の顔
○朝顔や恋かろやかに水を打つ
○朝顔や交わりもなく水の朝
○朝顔や彼方にうすくわれを打つ
○朝顔や知らぬ行方のごとくなり
○朝顔や彼方を水とたとえたり
○朝顔やもてなす水のありのまま
○朝顔やあえて答を知らぬけり

朝顔

○朝顔に悲しき人の姿かな
○朝顔の忘れて雨の化粧かな
○朝顔や一輪とする夢の跡
○朝顔や一輪として花とする
○朝顔や他にもかほを持ちにけり
○朝顔やよのなかをどうおもふべき
○朝顔に虎の半身や煙に巻き
○名筆に朝顔の見ゆ天下かな
○朝顔や行方の知らぬ隅田川
○朝顔の淵の便りも静なり
○朝顔に乾く盥の夕べかな

朝顔

◯朝顔にはかなき恋の願いかな
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ブーゲンビリア、ペチュニア、ダリア、菜の花、サルビア、バナナ など^^あとヤります^^


ブーゲンビリア

○噛みついて恋や離さぬブーゲンビリア
○驚きの君と夜景のブーゲンビリア
○故郷の花の舞台やブーゲンビリア
○海鮮の暮らしの見ゆるブーゲンビリア

◯少女等のむねふくらんでブーゲンビリア


ペチュニア

◯ペチュニアや安らぎて呼ぶ君の声


ダリア

○明るきはダリアの花とおもふべし

ダリア

ダリア

○開きたる眼の襞のダリアかな
○幼児の母は緋となりダリアかな
○人妻の芯を寄せたるダリアかな


菜の花

○菜の花や道となります月の夜
○菜の花やスーツを少し緩めけり菜の花

○菜の花や自慢の窯の釉薬
○菜の花にバスさよならと出合いかな
○菜の花や写真家の目に近代化

菜の花

○菜の花や一変したり壷の中
○菜の花や峰に花咲く玉子焼き
○菜の花や出会った頃の久しぶり
○菜の花や気分も良くて眩しくて
○菜の花や東西東西足拍子

菜の花

○菜の花や闇のはじめの遠きより
○菜の花や目にも舌にもけふの月
○菜の花の器や実に見飽きない
○菜の花やいきつけ店のお品書


菜の花

○菜の花や塔に訪はるる法隆寺
○菜の花や西も東も大俳人
○菜の花や分けて大河の落し水
○菜の花の余白ながれて青となり
○菜の花や近くて遠き波の音
○菜の花や暮れなんとして千曲川
○菜の花やこの川渡れ関ケ原

菜の花

○バイク停め菜の花たるやこんな日は


サルビア

○サルビアや気心知れて昼休み
サルビア

○サルビアや静かに恋のせりあがる
○サルビアや悲しき町にランドセル

サルビア

○サルビアや声して長く残りをり
○ブルーサルビアアンの恋物語


バナナ

○バナナふとキャプテンキッドの宝島
○島バナナ股にかけたり宝島
○大切な箱入り息子島バナナ
○標高やロマン生み出す島バナナ
○三尺の月の光のバナナかな

バナナ

○降る雨やバナナの皮のぬれてをり
○村人や雨にバナナの打たれをり
○村人やバナナの河を振り捨てて
○濃厚や口にバナナの消えてゆく
○口にするといつもバナナの力かな
○バナナ剥き部活で恋の話かな
○休憩に何も語らずバナナかな

バナナ

○姿よしデザインとなるバナナかな
○二三日姿を残すバナナかな

河骨、曼珠沙華 桐の花 、鶏頭、蒲公英などカクン、カクンねおち^^13:52


河骨

○河骨や月も崩れて闇の貌
○河骨やしづかに沈む雨の中


烏瓜

○煩いを星にとどめて烏瓜

烏瓜

○漆黒の闇へとつづく烏瓜
◯乗車して夜空の星や烏瓜
◯乗車して星や瞬く烏瓜
◯少年の心の星や烏瓜

烏瓜

○秋入学銀河鉄道澄みわたる
○新しく期待のこもる烏瓜


曼珠沙華

○空のたま包み込みたる曼珠沙華
○曼珠沙華孤独といへど二三本

曼珠沙華

○ゆるやかに降りささりけり曼珠沙華
○曼珠沙華空より落ちて火のごとく
○曼珠沙華あふれて天の道となる
○曼珠沙華言いたいだけの子供かな

曼珠沙華

◯彼岸花化けて狐の道となり
◯天上の塊落ちる曼珠沙華
◯かたまりの心の内よ曼珠沙華
◯天上にとどけとばかり曼珠沙華
◯それぞれのさぐる心や曼珠沙華
◯曼珠沙華錆のごとくに浮き上がる

曼珠沙華

○曼珠沙華夢に太古の秘薬かな

○曼珠沙華本姓の君うまれたる
○曼珠沙華憎まれ口もなかりけり

曼珠沙華

○ゆるやかに降りささりけり曼珠沙華
○曼珠沙華空より落ちて火のごとく
○曼珠沙華あふれて天の道となる
○曼珠沙華言いたいだけの子供かな


桐の花



○あこぎなる男や捨てて桐の花
○多様なる恋もあるまし桐の花
○年下の風に装う桐の花
○働いて会うためだけの桐の花
○働いて会うこと見ゆる桐の花
○働いて会うこともあり桐の花
◯桐の花まといて船の流れゆく
◯桐の花まといて少女通学す
◯通学の少女や桐の花の中
◯田舎路の電車の窓に桐の花


鶏頭

○鶏冠や雄壮にしてはかなけり
○終わりゆく大人の女性や鶏頭花
○鶏頭や正しき道の野をかける
○鶏頭や正しき道を我に問ふ

鶏頭

◯鶏頭や言葉もいらぬ名もいらぬ
◯鶏頭の深みにかかるあしたかな
◯鶏頭や悲しき人を呼びとめる
◯鶏頭や幼き子等の前に立つ
◯鶏頭や宿知られざる夫人の陽

○鶏頭や星座に飽きず立にけり
○鶏頭や星座に飽きず未婚なり
◯鶏頭のあらはれて浮くむかしかな
○鶏頭や切られてわれを解き放つ
◯さびしさに鶏頭の花清められ
◯庭先の鶏頭空に清められ
◯留守先の恋する色や鶏頭花
◯さびしさや清めて庭の鶏頭花
◯庭先に青空高く鶏頭花
◯庭先に掃かれそびえる鶏頭花

鶏頭

○鶏頭や星座に飽きず立にけり
○鶏頭や星座に飽きず未婚なり
◯鶏頭のあらはれて浮くむかしかな
◯鶏頭や言葉もいらぬ名もいらぬ
◯鶏頭の深みにかかるあしたかな
◯鶏頭や悲しき人を呼びとめる
◯鶏頭や幼き子等の前に立つ
◯鶏頭や宿知られざる夫人の陽

鶏頭

○鶏頭ややわらかき肌世の光
○鶏頭や逆光となり次次に
○鶏頭や青春の砂落ちにけり



蒲公英

○吹く先に黄色いたんぽぽ咲いてをり
○蒲公英や女子学生のふくらみぬ
○蒲公英や珍味すこぶる昭和基地

蒲公英

○蒲公英をさとして白き綿毛かな
○たんぽぽの絮につまんだ娘かな
○蒲公英やながれて雲はところどころ
○蒲公英や告げて新し恋人あり
○蒲公英やおやつの時間チャイム鳴り
○たんぽぽと隣の人や帰りけり
○蒲公英に農民たちの暮しかな
○蒲公英や若い娘の指先に

木蓮、辛夷、セロリ、薔薇、ポインセチアなど^^


木蓮

◯白木蓮めくれて空は四月頃

木蓮

○木蓮や胸にひろがる白き泡
○木蓮や女子学生の膝頭
○木蓮や今でも声をわすれまじ
○木蓮や教室の嘘いつまでも
○永遠になにも要らない白木蓮
○スカートの短きて濃き白木蓮
○木蓮やハサミの夢はおなじ色


木蓮

○若枝の白木蓮や黄光

○木蓮や午後の窓辺のものごころ
○木蓮の一弁ほぐし日あるのみ
○木蓮の館の脇を通りけり
○木蓮や一弁落ちてほぐれたる
○木蓮の七つの朝の盛りかな
○紫木蓮落つともすれば乱れたる
○時として木蓮の空ほぐれたる
○木蓮や一弁落とし世を憂ふ
○木蓮や空にほぐれて解けにけり
○白木蓮ことばを知りて蒼空ゆく
○紫木蓮いま建築の差す光


辛夷

○新しき期待のこもる辛夷かな
○君見ゆる坂より少し辛夷かな
○新調の陶器を飾る辛夷かな

辛夷

○一天に触手をのばす辛夷かな
○三角の山より高き辛夷かな
○一本の辛夷の道を帰りけり
○辛夷咲く他に名のなき熊野川
○やまあららぎ山の青さをつかみをり

セロリ

○年上の女性のごときセロリかな
○朝礼に嫌いな女セロリの癖
○体型やからだは質よセロリの癖
○左右なる乳房のかたちセロリ噛む
○ローラーを顔に当てたりセロリ噛む
○通いけるエステに愚痴をセロリの癖
○あの男逃すものかとセロリの癖
○忘れたき男の理由セロリ噛む

薔薇

○白薔薇詩集のごとくわれを噛む

薔薇

○なつかしや思いの外に薔薇香る
○アーチ編む君あこがれて薔薇香る
○生垣や憧れ秘めて薔薇香る
○その蕾一輪として薔薇香る
○その蕾心もとなく薔薇香る
○其の蕾新作説も薔薇香る

薔薇

○暁や空おし上げて薔薇の花
○すこし不安すこし希望や薔薇の花
○短めの髪よろけてや赤き薔薇
○ちつぽけな痛む未来や薔薇の花
○心臓や棘のひらいて薔薇の花
○抱きしめて薔薇に指輪の邪魔をせり
○情熱や紙の薄さを赤い薔薇
○髪長き胸の奥ほど赤き薔薇

薔薇

○なつかしや思いの外に薔薇香る
○アーチ編む君あこがれて薔薇香る
○生垣や憧れ秘めて薔薇香る
○その蕾一輪として薔薇香る
○その蕾心もとなく薔薇香る
○其の蕾新作説も薔薇香る

冬薔薇

○冬薔薇や通り抜けたるカフェパリイ
○大人びて紅よく見ゆる寒薔薇
○冬薔薇の休みて肘や午後の夢
○高垣に面見せたり冬薔薇

冬薔薇

○空おもく誰を待つなり冬薔薇
○おもたさの色も濃くなり冬薔薇
○待つ人や色の濃くなり冬薔薇
○虚ろなる君の隣や冬薔薇
○空ろなる君を乗せたる冬薔薇
○小大君契る心に冬薔薇
○曼荼羅の具現ごとくに冬薔薇
○白眉なる静や捉えて冬薔薇
○臨終や雨にそろはぬ冬薔薇
○木の肌の黒の眸に冬薔薇

冬薔薇

○冬薔薇や猫いぬ庭に咲いた花
○首の長くさも美しき冬薔薇
○冬薔薇や垣に顔出す人の声


ポインセチア

○ポインセチアに包まれ都市の夜に歩く
○街中やポインセチアの家族連れ
○ポインセチアひとり人気のレストラン
○ポインセチアしづかに回転木馬かな
○キャンドルにポインセチアの小窓かな
○発光しポインセチアの華やげる
○装飾しポインセチアの華やげる
○装飾し悲しげなりやポインセチア
○責任の彩りポインセチアあり
○装飾しポインセチアや夜の雨
○誰も居ぬポインセチアの飾りかな
○誰も居ぬポインセチアや好きなとき
○飾り終えポインセチアや一人待
○街暮れてポインセチアと運河かな
○焼菓子にポインセチアの飾りかな
○焼菓子にお伽のポインセチアかな
○チョコケーキお伽のポインセチアかな
○天窓にポインセチアの光かな
○誰も居ぬポインセチアの飾りかな
○クリームやポインセチアに皿の上
○誰も居ぬポインセチアの飾りかな
○手を繋ぎポインセチアや夜の街
○残されしレースにポインセチアかな
○吊るされて白にポインセチアかな
○くちびるのクリームポインセチアあり
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