スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

room of vongoleA

復活de王様の部屋パロ。
続き。


・思いつきの書き殴り
・ギャグにしたいがギャグの才能はない
・今後禁断のお笑いネタ(下ネタ)がいつ出てもおかしくない
・そもそもオチが見えない
・文章グダグダ
・管理人の精神の乱れが反映

それでも大丈夫な方のみスクロール*

















*********
















全てはその不動産屋から始まっt…いや、リボーンの思いつきから始まった。






いつもの学校からの帰り道、綱吉は『リボー院』と名乗る、自称謎の不動産屋の男に呼び止められた。

しかし、どんぐり眼を輝かせて『ルームシェアしてみない?』なんてカワイコぶって話しかけてくる相手は、どこからどうみても綱吉のよく知るスパルタ家庭教師そのもので、『謎の不動産屋・リボー院』なんて名乗ってはいても、ぶっちゃけその正体は明らか。

むしろ綱吉からしてみればはっきりしすぎているくらいだ。

そして大概こういう時はろくなことが起こらない。

「リボーン!?何してんだよ、お前…」

「いらっしゃいませ!お客さん!どうです?お勧めの良い物件がありますよ」

あくまでそのキャラを貫き通すつもりか…と呆れにも似た脱力感を綱吉は感じる。

「どうです?今なら格安。持ってけ泥棒!」

「え…いや、実家暮らしなんで結構です」

「そんな事言わずに!ココなんてどうでしょう?アナタなら将来有望なマフィアのボスになれると見込んで…」

「だから俺は、マフィアになるつもりはないって…」

「いいからさっさとルームシェアしやがれ!話が進まねぇだろうが!」

「ええ…!?そんな身も蓋も…ぬあああ!」






こうしていつものごとく綱吉は、無理矢理というか勝手にというか…とにかくリボーンに振り回されて、リボー院お勧めの不動産・vongoleへと連れて来られたのであった。




一体今回はどんな目にあわされるのだろうかとビクビクしていれば、今回のとんでも企画は、簡単に言ってしまえばファミリーとの親睦を深めようというもの。

もう少し厳密に言えば、

『とりあえず2週間でここのキングにのし上がって来い。ファミリーをまとめるボスとしては当然の事だぞ』

とのこと。


「もし達成出来なかったらペナルティ1億円だからな。それじゃ頑張れよ!」

そう言い残してどこかに行ってしまったリボーン。

外装もさることながら、内装も豪華で広い建物の中、綱吉はだだっ広いリビングの真ん中にポツンと一人取り残された。


キングになれ…つまり同居人のトップに立てということだろうが、そんなこと出来るはずがないと綱吉は思う。

そもそもルームシェアをする相手も分からないのだ。

ファミリーと言っていたくらいだから、少なくとも顔見知りではありそうだが…。

そして、今綱吉の目の前に並ぶ9つの扉から、同居人は綱吉を含め9人ということになろう。

「9人か…」

思いつく限りのボンゴレ関係者を考えてみる。


「とりあえず獄寺くんと山本は来そうだよなー。あとは…」


群れることが嫌いな雲雀は論外だし、クロームと骸もここに来る可能性はかなり低い。むしろ骸は来るな。そう思う。

それに、もし彼らが来たとして、どう考えても綱吉には自分が彼らの(特に雲雀の)上に立つなんて想像すらできない。

逆にボッコボコにされて地に這いつくばっている姿は、あまりにも容易に、それでいてリアルに想像できて怖かった。


とにかく、そうであれば、あと可能性があるのは了平くらいである。


「だ、誰が来るんだろう。なんか緊張するなぁ…」

そうぼやく。

次の瞬間、玄関の扉が開く音がして、誰かがリビングに向かって歩いてくる足音が聞こえた。

「お!やっぱりツナもいたんだな」

そういってひょこり顔を見せたのは、山本だった。

「これから2週間よろしくな!」

「ごめんね、山本。また変なことに巻き込んじゃって…」

「ん?何言ってんだ?これって補習の合宿だろ?」

「え…」

「今日俺ん家にリボ山が来てさ〜」


と、ここに来た経緯を語る山本に、綱吉はますます申し訳ない気持ちでいっぱいになってきた。

しかし、山本自身は全く気にする様子もなく、むしろこの様に広く豪華な場所での合宿ということに胸踊らせている。


「他には誰が来るんだろうなー?楽しみだな!」

そう言う山本の期待に答えるように、玄関の扉が開く音が聞こえてきた。


獄寺との合流であった。


room of vongoleB

復活de王様の部屋パロ。
続き。



・思いつきの書き殴り
・ギャグにしたいがギャグの才能はない
・今後禁断のお笑いネタ(下ネタ)がいつ出てもおかしくない
・そもそもオチが見えない
・文章グダグダ
・管理人の精神の乱れが反映

それでも大丈夫な方のみスクロール*












*********






9つの部屋、9人でルームシェア。

あれから『パオパオ老師に言われて来たのだー!』と、相変わらずの調子で現れた了平と、箱詰めされて宅配便として届けられたランボが現れ、これで2週間限定ルームシェア生活参加者の内、5名が明らかとなった。


だが、ランボに1部屋あてがう必要があるのかは疑問なところである。

現にランボは綱吉の部屋でゲームをしたり、絵を描いたりして過ごしているのだ。

それに何よりまだ5才児だ。夜は一人で寝るのが怖いらしく、強がったセリフとともに綱吉の部屋にやってきてベッドの中に潜り込んでくるのだから。



そんなルームシェアを始めて1週間が経つが、はっきり言って綱吉は限界を感じている。

親睦を深めるという点からすれば、この4人とは何だかんだで仲良くやれていると思う。

しかし、この4人をまとめるという高度な技術を綱吉は持ち合わせていない。

それどころか、彼らに振り回されてばかりだ。

せめてもう一人だけでもまともなツッコミ役がいてくれればと嘆かずにはいられない。

それが叶わない今、頼むから少しでいいから一人の時間がほしいと思うのである。



それなのに…






「これは一体…」

綱吉は眼下に広がる光景に絶句した。

同居とはいえ、それぞれに綱吉の実家の部屋よりもいくらか広い部屋が用意されている。

それなのに、5歳児のランボは仕方がないとしても、なぜ綱吉の部屋に獄寺と山本、そして了平までがいるのか…

おそらく、ランボが一緒に寝ているという事実を獄寺に告げたことが起因だろう。

その時の獄寺は、まぁ大体想像がつくと思うが、『なっ!あのアホ牛…じ、十代目と床をともにするなんて…』とか何とか、一人行き過ぎた妄想を炸裂させた後、

「十代目の貞操は俺がお守りします!」

そう何をどこからツッコんでいいのか分からない宣言をしてくれた。

そして、彼が布団やら枕やらを綱吉の部屋に運び来んでいる所を目撃した山本が、

「お!合宿か?楽しそうなのな〜。俺も混ぜてくれよ!」

なんていつもの斜め上発言をリビングでしたものだから、同じくそこにいた了平も

「強化合宿となれば極限俺も参加するぞ!」

と、勘違いが勘違いを引き起こして…

そして現在のような状況が出来上がったというわけだ。

3人は床の上で各々持ち込んだ寝具にくるまって眠っているが、彼らがこうして静かに眠るまでには非常に時間がかかるのだ。

こんな状況が数日続いたらさすがに綱吉も疲れた。もう随分、彼らのフリーダムっぷりには耐性がついたと思っていたのだが…。



「はぁ…恨むよ、リボーン…」

「僕は大歓迎ですよ」

ベッドに潜り込んで、ポツリと呟いた独り言だったのに、突如背後から耳元に囁きかけられた声に、綱吉は息を詰める。

この声、この気配、忘れるわけがない。

反射的にベッドから飛び出した。否、転がり落ちたと言った方が正しいかもしれない。

「な、な、な、なーっ!骸ーっ!」

「お久しぶりです沢田綱吉」

クフフ…と相変わらず独特な笑いをこぼしながら、骸は綱吉に微笑みかける。

「お前、なんで…!」

「不本意なんですよ?不本意なんですけど、僕もファミリーの一員である以上、参加する義務もあると思いまして」

「……そんなに不本意なら帰れ」

「あなたと絆を深めるために来たんですよ?さあ!綱吉くん!」

「ひいっ…!」

何が『さあ!』なのか分からないが、これは危険だ(性的な意味で)と綱吉の第六感が告げている。
この時は本気でブラッドオブボンゴレというものに感謝した。


ところで、当然この騒ぎに、同室にいた3人が目を覚まさない訳がなく、綱吉の部屋には一触即発状態の空気が漂う。

「た、頼むから俺の部屋で暴れないでー!あと骸は帰れー!」

そう言う訳で、獄寺いわく『十代目の貞操をめぐる攻防戦』はリビングに移行した。

しかし、広いリビングもあっという間に滅茶苦茶に荒れて、きっとこれを収拾出来ないと綱吉がリボーンに殺されるはめになるのだろう。

しかし、主に獄寺と骸の『綱吉くんの初めては僕がいただきます!』だの『十代目の純潔を守るのがオレの役目だ!』だの、そんな恥ずかしい事を大声で言いあっている中に割って入れる程の勇気も気力も綱吉にはない。


そんな時だった。

今まで誰もいないと思っていた、残りの部屋の1つが、激しい音をたてて開いた。

いや、開いたというより、ドアが破壊されたと表現するべきだろう。

そして、そこにいたのは、絶対に有り得ないと思っていた人…雲雀恭弥、その人だった。

「ひ、雲雀さん!?」

「煩いよ、君たち」

「これはこれは雲雀恭弥」

「……咬み殺す」


混乱はさらなる混乱を生んだらしい。

一瞬見えた希望は、刹那の速さで消えてしまった。

綱吉はさらに悪化した状況にいたたまれなくなって、ついに大声で泣き叫びながら家を飛び出した。

が、すぐさまリボーンに連れ戻されたのは言うまでもない。



blackhandsF

blackhands〜番外〜

お題バトンより

お題:右手には黒光りする銃、左手には鈍色に光るナイフ



政宗、元親メインのblack handsの番外編です。

内容がアレなのでさげ。












******








静かな豪邸の中は、血と硝煙の臭いで満ちていた。

何十人という男たちが、冷たい大理石の床に伏せて身体を襲う苦痛にもがき苦しんでいたが、彼らのまるで獣のような呻き声は、煩い程に窓を叩き付ける豪雨の音にかき消されていく。

ただ、その呻き声は空気の震動となって鼓膜を震わせ、非常に不快な感覚を元親に与えた。




明かりさえも消えた大広間の隅で、元親は肩で息をしながら、地獄絵図と化した室内を右目に映し、冷たい壁に背を預けて、力なくズルズルとその場に座り込んだ。



そんな元親の額に突き付けられた熱を持った鉄の塊。

火薬とほんの少し血の焦げた臭いが鼻腔を霞める。


「Oops!危なくテメェの脳天も風通りを良くする所だったぜ」

そう言いつつも、元親を見下ろすように立つその男は、額に突き付けたピストルを下げる様子もない。

むしろ改めて安全装置を解除して、すぐにも弾を発射できる準備を調えた。

見上げた先に視界に映る、暗闇の中でも光る左目がまるで血に飢えた竜のようで、その恐ろしさと美しさに鳥肌が立った。



「何遊んでんだ?元親。テメェは“話し合って”ケリをつけにココに来たんじゃねぇのか?」

「悪ィ…ちょっと油断しちまった…ハハ」

「…そうみたいだな」

苦しげにはにかむ元親の右肩に刺さるナイフに、政宗は視線を向け、僅かにその形のよい眉を顰める。

静かに銃を下ろし、政宗は一言動くなと声をかけて、元親の肩に刺さったナイフの柄を掴む。

微かな震動であったけれども、心臓が血液を押し出す衝撃でさえ傷口がズキズキと痛む今、ナイフを伝って直接肩に響くその震動に、元親は唇を噛み締めて息を詰めた。






獰猛にして残酷な独眼竜―…





元親のボスである政宗はそう呼ばれる。

たしかに彼の気性の荒さと、派手で突飛な行動はそう呼ばれるに相応しいだろう。

機嫌が最悪な時は下手すれば部下である自分たちもとばっちりを食らう事が多々あるくらいだ。

しかし本当の彼が、誰よりも部下思いなことも元親は知っている。




だからこそ今の政宗はヤバい。






「ッ…!政宗…っ!」
政宗の後方に見えた、こちらに向けて銃を構える男の姿。

いつもなら直ぐさまこちらも銃の引金を引いている所だ。

しかし、負傷した肩は思うように動かない。

それでも何とかして政宗を庇おうと身体を動かす。



「Don't move…そう、言ったはずだぜ」

そんな元親の左肩を、政宗は蹴るように足で押さえ付け、同時に右肩のナイフを一気に引き抜いた。


「ぐああっ…!」

その瞬間に悲鳴をあげたのは、元親だけではなかった。

政宗の後方に立っていた男もまた、苦悶の声をあげてその場に蹲るようにして倒れ伏したのである。

何が起きたのかは明白。

政宗が引き抜いたナイフをそのまま背後の狙撃者に向けて投げ付けたのだ。



ドクドクと血の流れでる元親の傷口に役に立たない小さなハンカチを押しつけて、政宗は不機嫌露に蹲る男の元へゆったりと歩を進める。

「ha!もうお終いか?…もっと俺を楽しませろよ」

きっとその男には、煩い程の雨音よりも、近付く政宗の足音の方が何倍も大きく聞こえた事だろう。

それはまさに死神の足音に違いなかった。


短い悲鳴をあげて、男は後退るも、太股に刺さった銀のナイフと肌を刺す政宗の殺気に、思うように逃げる事も出来ず、かといって震える手では銃を握り締める事さえままならない状態では、殺られる前に殺るなど夢のまた夢…




「ほら、撃って来いよ」

男を跨ぐように立って、政宗は恐怖に引きつる敵の情けない顔を不敵な笑みを口許に刻んで挑発する。


何やってんだ!と思ったのは元親だけではない。

政宗と共に来て、ドアをぶち破って大広間に姿を見せたかと思うと銃をぶっ放して元親の窮地を救った政宗の部下全員が思った事である。


そんな中で床に寝転んだ状態の男は恐怖を顔に浮かべて政宗を見上げ、震える両手でなんとかリボルバーを構えて照準を合わせる。


それを政宗は実に楽しそうに歪んだ笑みを浮かべて見つめていた。

「oh、可哀相に…。お前はリボルバーの使い方も分かんねぇのか?テメェのボスは不親切だなァ」

小馬鹿にしたような憐れみの表情を浮かべて、政宗は震える男の手からいとも簡単に拳銃を奪い取った。


「アンタは運がいい。俺から直々に銃の扱いを教われるんだからな」


それから狂喜と殺意の宿った瞳が男に向けられる。
「ヒィッ…ッ!」

逃げようにも、男の身体はいうことを聞かなかった。


「first、ハンマーを起こす」

しなやかな指がカチャリとを撃鉄を起こす音。


「second、標的に照準を合わせる。でも今みたいに震えてちゃ外す可能性が高い。そういう時は…こう」

「…!!」

ゴリッと額に押し当てられる銃口と骨に当たる鉄筒。


そして政宗は、よいしょ…と男の腹の上に馬乗りに座って、


「これで絶対に外さねぇだろ?」


暗闇の中、キラリと輝く政宗の瞳。

チラッと舌を覗かせて、飢えた獣のごとき表情と、怒りをその端整な顔に浮かべる。



「そしたら後は、引金を引くだけ…」










この空間を支配していた雨音さえも遮って、聞き慣れた破裂音がこの大広間に響き渡った。



「finish…」



血と硝煙と、僅かに肉の焦げた臭いが政宗を包む。


政宗は静かに立ち上がると、ふと目に入った銀のナイフをただの肉の塊になった男の脚から引き抜いた。



「結構な値打ちモンだな。テメェの命で足りない分、こいつで俺の特別授業料の足しにさせて貰うぜ」


クスクス笑って政宗は、駆け寄ってきた小十郎の小言を面倒臭そうに聞き躱し、そして不意に未だ座り込んだままの元親を振り返った。


「お前の仇は取ってやったぜ?」

「俺、まだ死んでねぇんだけど」

カラカラと笑う政宗につられて笑うが、その震動に肩が疼く。

思わず歪んだ元親の顔に、政宗は呆れたと言わんばかりの顔をして、そして盛大なため息をついてみせた。


「ったく。任務達成出来ない上にそんな怪我しやがって。テメェは自宅謹慎だ。暫く俺の前に顔を見せんな」

「ああ…」

痛みを堪えてなんとかそれだけ応えた。

安心したからか、血を失いすぎたからか、眠気に似た心地よい闇が元親を襲う。





「……無理すんな」



失いかけた意識の淵で、普段は絶対に聞けないような優しい声を元親は聞く。

それは優しい声なのに、何故か胸が締め付けられた。






闇に生きる美しい彼


立ち去る彼の手には命を奪う武器が


でもそれは同時に、命を守る。




全てが皮肉的だと、そう思わずにはいられなかった。



右手には黒光りする銃、左手には鈍色に光るナイフ




--------

長い上に意味不明でごめんなさいぃぃぃ(汗)

blackhandsE

マフoアパロ続きですので、興味ある方のみスクロールをば…!


















***





トゥルルルルルル…




どうするべきか悩む元親のジャケットの内ポケットで、携帯電話が虚しく響いた。

もしかしたら政宗からかもしれないと、恐る恐るディスプレイを見る。


そこには『非通知』の文字。


およそ知り合いならばその各名前が表示される。

ならばこれは誰だろうと首を傾げつつ、通話ボタンを押す。


「もしもし…」

『長曾我部の旦那?』

「誰だ」

『詳しくは会ってから話すとして、今から時間ある?ディスクの件…と言えば来て貰えるよね?』

「…」


黙った元親に、電話の主は一方的に落ち合う場所を提示して、プツリと通話を切った。








***




待ち合わせ場所の酒場は、物静かな路地にあった。

雰囲気の落ち着いた静かな店。
というよりは、そこにいる客全員が、何やら訳ありの様子で、奥の席で葉巻を吹かしながら物々しい空気を漂わせる3人組、入口付近のテーブルでテキーラを煽っては突っ伏す泥酔状態の娼婦、他にも元親と同じ職種のにおいを漂わせる男たちが、女を数人侍らせて談笑している。

そして、一番奥のカウンターに座るオレンジの髪をした男が一人。

目が合った瞬間に分かった。その男が電話の相手だと。


ヘラッと笑うその男を睨む様にして歩み寄り、元親はカウンターの内に立つ店主に『同じものを』と一言告げて男の隣りに腰掛ける。




「物騒だね、旦那。そんなモン使わなくても俺は何もしないよ」

クスクス笑う佐助の脇腹には引金に指が掛けられた、グロックの銃口が押しつけられている。

それを気にする事なく、顔色一つ変えずにグラスの中身を呷る佐助と視線を合わせないまま元親は静かに口を開いた。

「何の用だ」

「はい、コレ」

尋ねれば直ぐさま、スッと元親の目の前にケースに入った一枚のCD-ROMが差し出された。

それはどう見ても、今晩取り逃がした標的が持っていたもの。つまり、手に入れ損ねた目的物だった。

「…そうか。テメェか。俺の仕事の邪魔をしやがったのは」

無意識にグッとピストルを握る手に力が入る。

「ちょっ…。俺はこれを旦那に渡すよう頼まれただけなんだけど…」

「誰にだ」

「残念だけどそれは業務上のヒミツー」

ギロリと睨むも佐助には通用しない。

畏れるどころか、やんわりとした仕草で自分に突き付けられた銃口を離し、一気にグラスの中身を呷って、『それじゃ俺はこれで♪』と立ち去って行った。

一体何者なのかも分からないまま、元親は立ち去る佐助の背中を見送り、カウンターに置かれたディスクを手に取る。

と同時に、漸く落ち着いた様子を察した店主が差し出したグラスを受け取って、元親は唇を湿らす程度にそれを含んだ。



「何だ?オレンジジュースかよ…」




久々に飲むオレンジジュース。

その甘ったるさにふと元就を思い出した。





--------

うは!親女就パロなのに就様出てこないという罠ww←

申し訳なす(つж`;)

その上文章ぐったぐただな;
もう背景とか描写とかめんどくs…(滅)

すみません。こんなんですが楽しんで頂けると幸せです(恐れ多いぞキサマ)


てか、なんか日記でのシリーズ化している(爆)



あ。Dも鍵ついてるけどこのシリーズ(笑)の鍵はタイトルなので、間あけずにみっちり打ち込んでくだされば開きまするので、ね(^_^;)
prev next
当ブログについて
カレンダー
<< 2024年05月 >>
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
最近の記事一覧