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宮床

7月9日に連れて行っていただいた史跡です。
こちらも公共交通機関を使っては行けない場所でした



「宮床宝蔵」は宮床に伝わる昔話から宮床伊達家の歴史や産業などが展示されている博物館です。
小さく素朴ながらも凝った展示がされていて楽しめました。

館内のあちこちに古箪笥が配置され引出しを開けると説明やジオラマなんかが入っているのが面白かったです。
また少量ですが着物や甲冑の展示・政宗公の手紙もありました。


宮床は五代藩主伊達吉村公ご生誕の地です。
吉村公は忠宗公の子息宗房公と片倉景長様の子女松子様との間に生誕され、綱村公の世子となられます。
仙台藩の財政建て直しをされた吉村公ですが、絵画の才能もお持ちで仙台博物館には吉村公の描かれた絵があります。

また宮床は仙台の本城が落ちた場合の逃げる先であったそうです。
展示によると、「青葉城裏口から抜け郷六に出ると当時は郷六屋敷があり根白石を経て宮床に退却できた」とありました。
(根白石は政宗公のお祖母様裁松院様縁の地です)

宮床小学校の西南に当時は「田手岡館」という大小二列の堀を廻らした館(といっても本丸・二ノ丸がありました)があったそうです。

今はのどかなゆったりとした場所でしたが、当時から変わらないであろう山々などを見ていると「当時の宮床のお殿様達もこの景色を見られていたのかなぁ」と思うとなんだか嬉しくなりました


「宮床宝蔵」には庭園があり、伊達家の紋を紹介した石柱が建っていましたが、震災の影響でひび割れたり傾いたりしていました。

庭園には「旧住宅」もありますが、こちらも震災で壁や屋根などがやられてしまいブルーシートが掛かっていました


とてもとても暑い日でしたが、またいつか(今度は涼しい時に)、直った石柱や住宅を見に行く事ができたら…と思ったりしています。
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