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掌握

先日
【ヘッドフォン・プレジデント】
のライブイベントに出向く。


ライブに定評のあるバンドにて
興味&好奇心半々。


トータルでいうと
もっとチケット代をとっていい
充実したイベントだった。

全てのバンドが実力派だし

日本のメタルシーンの
レベルの高さと
層の厚さを痛感した


ただ
トリの前
台湾のバンド
【血肉果汁機】


パフォーマンスの
クオリティと【質】が
一気にハネ上がる

【血肉果汁機】は
超強引に云ってしまえば
【スリップノット】系
時折
台湾風土全開な旋律で
張り詰めたテンションを
スカしにかかる
練り込まれた楽曲と

力強いドラムとリズムを武器にしているバンド

演奏・楽曲も秀逸だが
豚の覆面を被ったシンガーのパフォーマンスが秀逸

客の掴みと
会場の空気の掌握にたけている

緊張感を維持しつつ
安心して観ていられる。


対バン形式のイベントだから
すぐ出番は終了

トリの
【ヘッドフォン・プレジデント】

登場

一言で語るのは難しいが

素晴らしい演奏力もさることながら

特筆すべきは
女性シンガー【ANZA】
の舞台での表現力の凄まじさである。

観客を見据えつつ

楽曲に合わせて
時に狂喜乱舞し
時にステージに這いつくばり
時に最前列観客の顔を抱え
時に乙女のように振る舞い
時に苦悶にあえぐ表情を見せる

まさに
舞台女優ならではの
鬼気迫る
圧巻のパフォーマンスである


俺の中で【ANZA】は
一番劇烈な女性シンガーになってしまった。

アルバムでは
シンガー云々のネガティブなコメントもあるが

俺からしたら
17年やってるバンドが
いきなり楽曲を激変させる方が
むしろ不安なんだが…

そして
そんなネガティブな人は

生のライブを観たことが
たぶん無いんだろうな…


アンコールを終えて
ステージに立つANZAは
年齢にみあった立ち振舞いの
フレンドリーで
優しい笑顔の女性だった。



…また行こう。
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