梅にも懲りず桜かな

私の関ヶ原の知識は「戦いはかなり早く終わってしまったので、政宗公や黒田如水の目論見は果たせなかった」という位だったので、まず「結構時間かかっているなぁ」と感じました。
またその如水の息子が、合戦以外で活躍していて驚きでした。

「小早川の裏切りがなければどちらが勝ったかわからない」という説があるのは知ってましたが、東軍は烏合の衆で統率されてないし、西軍は「不動軍」と「死兵(死を恐れない)」の二つに分かれ統率されていないし、小早川の裏切りはかなり勝負を左右するものだったんだなぁと改めて思いました。

大谷吉継の最期のところは歯医者の待合室で読んでいましたが、かなり泣きそうでした。
家だったら確実に泣いてました。

関ヶ原合戦時の島津の立ち位置は逆に潔いと感じました。
「自軍に攻め込まれれば戦うが、自らは出ない」
敗走も凄まじいけれど潔く感じました。


やっぱり天下を治めるのは、家康しかいなかったのかなぁ。
島津は遠国過ぎだし、前田は豊臣に近すぎるし、毛利も「う〜ん」という感じがあるし…。
家康以外が天下をとっても、結局乱世に戻っていたのでは、と思えてならないです。

でもその関ヶ原で苦汁にあった、島津・毛利・長曽我部の藩の子孫たちに徳川幕府を終わらされることになるのが、興味深いです。