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暴動

今日はCDの紹介。

勝てるはずの無い
闘いをする者達へ

決意の歌を創る
NYのベテラン【ライオット】

初期の名作としては
79年発表の
【NARITA】

が挙がる。

ロック史に於いて
間違いなく
その名を残すであろうと
かなり有名な
バリクソダサいジャケット
(スモウアザラシって…)

に反比例した
ツインリードギターが
哀愁漂う旋律を紡ぐスタイルと
ノリの良いストレートなハードロックは
時代性こそあれ
捨て曲なしの名盤

ちなみにタイトル曲は
成田空港建設反対の為
温厚な日本人達が立ち上がった
いわゆる【成田闘争】に捧げた
ロック系インスト屈指の名曲。



そんな彼らが
90年に発表した
【ザ・プリビレッジ・オブ・パワー】



前作
【サンダースティール】
あたりから既に
スピード系メタルバンドにシフトしており


ギターは高速ツインリード
手数脚数のドラムに
ベキベキなベース

シンガーは
四オクターブからの声域と
完璧なトーンコントロールと声量を
ライヴで誇っていた
怪物シンガー
【トニー・ムーア】


本作の発表当時は
もはや日本のメタラー達では
異常な加熱ぶりだったが
作品も素晴らしい。


メタル系の音の天敵といえる
ホーンセクション(要はラッパ)
を大胆に随所に導入

当時は物議を醸したが
今聴いたら(少なくとも俺の中では)
他のバンドとの差別化を図れた
素晴らしい意欲作。


少なくとも
ライオットは既に
メロスピ系の鉄板バンドだが

名バラード【ランナウェイ】
だけでも聴いて欲しい

キンキン声で叫ぶだけではない
速さや勢いで誤魔化していない

ガキの時分の俺が
なぜここまで
ヘヴィメタルという音楽に
熱くなっていたか
わかっていただけるハズの
澄み渡る声が優しい
力強い名バラードだ。


ただ
本作のネックは
SE(歌前の出囃子)が
異常に長いので
聴く気が若干削がれる


個人的には
チャイナ風のSEが異常に長い
【ダンス・オブ・デス】
が超好き

たぶん【天安門事件】に
インスパイアされたんだろうな…


リーダーでメインソングライターのギタリスト
【マーク・リアリ】は

クローン病の合併症で
既に他界されているが

まさにご本人こそ
常に闘い続けた
そんな生涯だったんだろうな…
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