昭和チャーミング。

小津安二郎の
「秋日和」録画を観た。

未亡人となった綺麗な母と美人な娘が
これからどうしていくか、みたいな話。

ザックリ言うと、
とにかく亡くなった旦那さんの友達のおじさんたちがうざい(笑)

娘は結婚しないで母と一緒に暮らすって言ってるのに
周りが結婚をガシガシ勧めてきたり、
娘が結婚しないなら
母親を再婚させようとしてきたり、
今そんなんしたらほんと、キレてもいいよね？(笑)

娘は結婚して母親はひとりで生きるっていう結末。
すごくありきたりな終わり方だけど
ここまでくるのがすごく大変。
周りが騒いで複雑にして
あることないことで親子の仲を悪くさせたりして、ほんと暇人どもめ！
話の流れとしても皮肉を入れてる気がする。

なんで昔のおじさんてこうもムカつくんだ？
話すらしてないのに、思い込みで綺麗な母親とワンチャン再婚できるかもってだけでなに喜んでんだよバカヤロー
(コラコラ)

最後の
原節子さんのちょっと寂しげな背中がよかった。娘の結婚は嬉しいけど
やっぱりひとりは心細い…みたいな。

原節子さんをカラーで初めて見たけど
お美しい！
さすが話し方も上品ねぇ。
佇まいも着物に合うというか
まぁるく立つっていうの？ピンとは立たずに
斜めに立つ感じ(言葉にしにくいぜ！)

ちなみに
娘のお婿さん役の俳優さんが
中井貴一さんのお父さん。
そっくり(笑)

結婚はあたしは全然する気ないから
なんだかイライラする内容ではあった。
結婚なんて本人の自由だし、再婚だって
周りが勧めるものか？と思うし
まぁ昔は結婚は当然みたいな考えだったから
今とは違うでしょうけどね。

とにかく、結婚しなきゃね！みたいなこと周りに言われるとムカつくってゆー話です(そこ？)