緋色の華

話題:メンタル


やっぱり探しちゃうんだよ。
貴方の音を。

いつもなら甘いはずのコーヒーが苦く感じる。
どうしても貴方の音がいい。

好きだったよ、ねぇ。

恋愛とかじゃない。
憧れてた、素直に。

あの頃は貴方と同じ職業の人を好きになるとか思わなかったよ。

あの頃より大人になったからなのか。
こうなる事は必然だったのか。

少なくともあの頃描いた未来図は違ってた。
あたしの隣には祐大が居て。

これからもずっと一緒だと思ってた。
あの頃の君が１番好きだった。

どこへ行ったの、ねぇ…。

あの頃のあたし達はもう此処には居ないの。

君がいる場所で逝きたい。