緋色の華

話題:素直な気持ち

あたし、やっぱりあの人の彼女になりたいんだ。
普通にアーティストとお客さんだったのに何処かで間違えた私達。

困らせるの嫌だから言わなかった。
あたし、君が好きだよ。
そう言ってキスしてみた。
それすらも飲み込むように君とひたすらキスしてた。

付き合ってないのにするなんて思っても見なかった。
触られて触って。

触れられた時、凄く心地よかった。
気持ちいいとかそうじゃなくて、優越感なんだろうか。
今だけは私だけの彼だって。

明日になればまたみんなの彼だ。

解ってるのに好きになってしまったのは私。
彼女になりたい。

知ってた？
最近、可愛くなったねとか雰囲気変わったって言われるの。

君を好きになってから色々気を付けるようになってた。
そして君に褒められて本当は嬉しいんだ。

死んでしまいそうなくらい嬉しいの。
見て欲しいから、ずっと一緒に居たいから。
もっと出会うタイミングが早ければ元カノさんみたいに付き合えたのかな、とか。
余計な思考が邪魔をする。

どう足掻いても3の壁は越えられない。
3年は…遠いよ。
でも、もう自分の気持ちに嘘はつけないから。

君は僕をどう見てるかは知らない。
でもね、君から離れたくて違う人に好きだなんて思い込んでふらふらしてダメになって君に甘えてる醜い人間なんだ。

僕はそういう人。
ズルいの。
自分が幸せになりたいの。

でも、もう向き合わなきゃね。
この気持ちからはどうにも逃げられないらしい。
電話出来るみたいだからちゃんと伝えろ、私。

そのためのメモだ、これは。