ユラシグレの花を

徹夜仕事から起きて、
なんだかまだ頭がぼーっとしてます。

昨日は、先日言ってた
ご結婚する方へお花を
飾り付けしてました。
何時も、お花の研究とか
栽培とか、お薬の調合とか
そういうことは手馴れてるのに、
こと「飾る」ことに関しては
初めてだったから、
思いのほか時間が
かかっちゃった。

薬室長から許可を頂いて
キレイなお花を貰ったはいいけど、
結局、木々さん（ゼンの護衛さん）
に手伝ってもらってようやく…！


さすが木々さん…！
なんだかまぶしくて、
本当に、私もあれほど凛とした
女性になりたいな、って
いつも憧れる。



お花は愛や希望を
伝える意味合いが多いのは、
やっぱり、好きな人や大切な人へ
そっと思いを伝える、
素敵な歴史があるからなのね。


今の時期はまだ咲いてない、
赤い花を数輪混ぜておいたの。

どうかご夫婦の幸せが
末永く続きますように。




***


1月31日：チューリップ（赤）

花言葉：愛の告白












私は…もう少し寝ます。笑
おやすみなさい。

なんてまぶしくて、
なんて遠い。



寒いね。寒いよ。
早く春がきてくれるとうれしいな。
最近は太陽が見えなくて、
少しさみしい、なんてね。



太陽って真夏の日には
もういいやって位
降り注ぐのに
すぐそばに有るように
感じるのに、
真冬になるとほんとに
時々しか会えない。
凄い錯覚なんだなぁって
思うの。

とっても近くにいるようで
なんて遠い。
溢れるばかりの光は
なんてまぶし。


ふと、この間旧友を
思い出したの。
昔はよくあそんだなぁ
とか、今どうしてるかなとか。
連絡を取る手段もないし、
私は違う国に居るから
会うことはもうないけど、
それでも旧友の幸せを
この国から静かに祈ってます。


これからももっと新しい
出会いや、縁が
きっとあるんだと思う。
だけど、その度に
怖がらずに話をしていこう。
怖いなんて幻想で
実はそう怖くない。

怖いのは自分なんだから
そっとなだめて、ゆっくり
微笑めば、きっと素敵な
明日があると思う。


そうだよね、ゼン。


****


1月29日：花金鳳花

花言葉：溢れんばかりの魅力

恋をして。





一昨日の晩作ったお薬、
ちゃんとできててよかった。
すごい寒い日だったから
温度の変化で上手く
できてなかったら
どうしようかと思ったけど、
その心配は必要
なかったみたい。

今日は図鑑で初めて知る
植物種があったの。
本物をみてみたいなあ。
薬室長に頼んだら、
機会があるときに
見せてくださるかな。



しらないことを知ることは
とても楽しいことね。

知らないことを
見つけた時も
とてもうれしくなる。

だから研究も、
この仕事も大好き。


もっと知りたい。
そして、もっとゼンの
役に立てるようになりたい。



１月28日：初雪草

花言葉：好奇心

かけて欲しい。


どこへ消えたんだろう。
きっと、この世界のどこかで
キラキラと、瞬いているんだろう。


私がこの目で日々
見てるものは確かなもの。
だけど時々、見える物しか
存在しない様にように見える時。
そんな時あるよね。


逆もあってさ、本当はそんなもの
存在しないのに、
恰も有るかのように
恰も存在するかのように
陽炎みたいに現れることがある。


そっと自分に問いかけてみる。
自分はどうしたいの？
本当は知ってるんだよね。
私が信じるもの。信じたいもの。

自分が一番よく知ってるなら、
迷う必要なんてない。


さぁ、明日も頑張ろう。
今日作ったお薬、
成功してたらいいなあ。
朝一で師匠に確認してもらおう。




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1月27日：ホルトソウ

花言葉：みせかけ

王宮で暮らしてるとたまに見る。
虚栄や見栄、肩書きを
重んじる人。


たしかに、守ってきたり
受け継いだ歴史は守る義務が
あるのかもしれない。
だけど、時にはそんなものを
振り捨ててふれあってみたい
気もするなぁ。

私はいち宮廷薬剤師だから、
身分違いであることは
重々わかってるんだけど。



大切なことほど、飾られてない

もっとクリアでシンプルなところに

そっと。佇んでいたりするの。


手に入れたことすら

失ったことすら　気が付かないけど、

目に見える全部、手にできる全部

失った時、自分の中に残った

それが本当の宝物であり、

きらきら光る誇るべきもの。



どうか、なくさないで。




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1月26日：アマリリス

花言葉：虚栄・誇り