スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

天使

俺のギターのルーツの走り書き。

はじめて
『これ(フレーズ)を弾きたい』
と思った人

つまり
俺にギターを握らせた人
【ランディ・ローズ】

はじめてランディのギターを聴いた時

俺は彼のルックスを
全く見たことがなく

借りたテープでの音が先

その楽曲の構築美(様式美ではない)
に魅了された

当時も今も
テクニック的には
別に驚異的ではない。


だが
クラシック音楽から
音楽人生をスタートしたランディは

売れないロックバンドを続ける傍ら
母の営む音楽教室の先生をしていたという。

教室の生徒から聴かせてもらった

当時活躍し出した
ロックギタリスト達の
プレイから技術を吸収し

ブラックサバスを解雇された
かの
【オジー・オズボーン】
のギタリストに抜擢

楽器の出来ないオジーの
作曲は全てランディの賜物

彼はそこで
本来の素養であった
クラシック音楽の構築美を活用した。


ランディのクラシック音楽への傾倒は

【他のロックギタリストにとって
クラシック音楽の理論は
ただの道具の一つだが
ランディ・ローズにとっては手段だった】

と言われる所以である。


ランディの紡ぐ音楽は

当時のヘヴィメタルにありがちな
ワンパターンが少なくて
耳に馴染みやすく

展開は強く激しいが
メロディが多彩で
妖艶さに満ちつつ優しい


ゆえに
魔王オジーに対して
ランディは【天使】と呼ばれた。


だが
そんな奇跡は続かない

82年3月14日

ランディはツアー中の合間
遊覧飛行のセスナ機に同乗し墜落

ランディ・ローズは
そのままあっけなく
帰らぬ人となった。


そのルックスで誤解されがちだが

後に
オジー・オズボーンの横で
一番長くギターを弾いた
怪物ギタリスト
【ザック・ワイルド】
曰く

「ランディ・ローズは
ギターなんてわかんない女のコにも
【このギター最高!】
って言わせる
それがスゴいんだよ」


今でもランディローズは

【偉大なギタリスト百人】
に必ず入る人



…だから大好き。
前の記事へ 次の記事へ