雪解け水に溶く想い。A(ひろし×たけし)




「…頭が痛い。」



上目蓋の奥の方がツンとして酷く頭が痛い。


それもそのはずでここ最近は特に強い寒さが続いてるせいで、夜の静寂に包まれるとたけしくんのことを思い出してしまい、息苦しくなって中々眠れず、その上漸く眠りに就けたとしても悪夢に魘され目がすぐに覚めてしまうのだ。その繰り返しのせいでろくに睡眠をもう何日も取れていないのだから。


今日みたいな頭痛がする日は学校へ行かない日もあった。
行ったところでいつも一人ぼっちですし、私など居ても居なくても何も変わらないでしょう。

ベッドの上でぼんやりと壁にもたれ掛かりながら、窓から外の景色を眺めていると薄暗い灰色の空から、白い粒がはらはらと降ってくる。




「雪…」




どうりで寒いはず。
気だるい身体を動かす気にはなれず、ずっと雪がゆっくりと空から舞い降りてくるのを見てる。


すると最初少量だった雪は、時間が経つに連れて勢いを増し、景色を徐々に白く染めていく。




そう………








まるであの日君が青鬼に食べられてしまった雪山のように。






嫌な記憶が蘇り、ズキンズキンと脳が脈打つような痛みに襲われ、思わず私は顔をしかめた。




部屋もどんどん寒くなっていく。




寝不足の身体にこの寒さは危険と感じ、私は窓際から離れ自分の部屋を見回す。
私の目は部屋の隅にあるクローゼットで止まると、何故か引き寄せられるようにその中へと身を隠した。
そうだ…。クローゼットといえば、卓郎くんや美香さん達と集まって怪談をした時も、肝試しで洋館へ行ったときも、たけしくんが怖がって隠れていた所…。




『たけしくん……たけしくん……。』




クローゼットの中は窓際よりかは温かく、狭くて心細さを掻き消してくれた。それがなんだか妙に安心させてくれたのか、数日間安眠できてない私の目蓋は限界で…










『たけしくん、君に会いたい。












あの時君は何を思いながら私を見ていましたか?












君は、



最後になんて言ってたのか…











後少し早く辿り着けてたら、助けられたのに…











君は私を恨んでますか?』



















そんな想いを抱きながら、














夢の中へ落ちていった。












































































Aは区切りがいいのでここまでで!







多分まだまだ続きます!ε=┌(;・∀・)┘













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雪解け水に溶く想い。@(ひろし×たけし)


救えなかった…



卓郎くんも、美香さんも、ちとせさんも…

みんな助ける事が出来たのに、




たった一人、君だけは救うことが出来なかった。





「たけしくん!!!たけしくん!!!!!」



真っ白な雪山の中、生け贄へと捧げられた君は、


青い鬼の大きな口と鋭い牙で貪られながら、大きく見開かれた瞳で、私を見ていた。




真っ赤な鮮血で白い雪を染めながら…。








その最後の光景が忘れられない。








「ちくしょう!!!!!!」














悔しい…悲しい…辛い…助けたかった…自分のせいだ…あそこでこうしていれば…





いろんな言葉が渦巻いて、珍しく感情的になって叫んだ一言だった。















































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季節は冬。

あれから数年の時が流れ、私は高校生になった。
あの一件の後、卓郎くんと美香さんには散々ひろしは悪くないと元気付けられました。
ちとせさんは、自分があんなところに連れていったせいでと、何回も泣きながら頭を下げてきました。
たけしくんといつも一緒にいた卓郎くんや美香さんも、たけしくんを失って辛い筈なのに、私の前ではいつもと変わらない顔で私を元気付けて、隠れて悔やんだり、自分を責めたり泣いたりしているのを知っていたので、そんなみなさんを見ていると、なんとも言えない胸の痛みが襲ってきて、辛かった。


一番悪いのは…目の前にたけしくんが居たはずなのに、助け出すことが出来ず、泣き叫びながら食べられているのを見ていることしかできなかった私なのに…。
元々学力に差があるというのもあるが、そんなこんなでなんとなく二人に合わせる顔がなく、私は卓郎くんと美香さんとは別の高校へと進んだ。

なので高校の教室ではいつも一人でいます。
卓郎くん達と仲良くなる前まではいつも一人で居ることばかりだったので、一人には慣れている……と言いたいところなのに、人間とは我が儘な生き物でして、一度その居心地のよさを知ってしまうと、元には戻れないようで、なんとなく寂しく感じてしまいます。まぁ、自分が選んだ道なのですが…。




とはいえ、卓郎くんと美香さんとは携帯で繋がってはいて、時々連絡を取り合いました。





毎年この季節は





特にメッセージをくれました。















卓郎『ひろし!元気か?今日はめちゃくちゃ寒いけど、お前はいつもマフラーしてるから大丈夫か(笑)』



美香『ひろし!友達できた?私達がいなくて寂しいでしょ!?(-∀-)
今夜は雪が降るみたいだし、暖かくしないとね?』















雪……













あぁ…











それにしても寒い。





こんな寒い日は嫌でも頭から離れない。






真っ赤になっていく君の身体…




生々しい咀嚼の音、





そして…




涙をボロボロと溢しながら、大きく見開かれた瞳が、ずっと私の顔を見ていたこと。














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はい!まぁたいつ書き終わるかわからないのに、才能ないのに!小説書き始めました( ・`д・´)
これは大好き!青鬼Xネタの小説でして、たけしのみ助けられなったストーリーで、もしも密かな恋心がひろしにあったなら?さぞたけしが居なくなって寂しいだろうなぁ…。そう、思わず幻覚を見るくらいに!という妄想ストーリーです。


青鬼3で確か修学旅行の船の中で女学生に話しかけると、「卒業間近の」とかなんとか言ってたから、ひろし達って中学三年生なのかな?と思い、数年後=高校生ということにしました。


駄文だし、なんだかちとせちゃんだけ友達感薄い文面で申し訳ありませんが、それはいつか修正すると言うことで許してください。
時間と気力と根性さえあれば同人誌として漫画で描きたかった内容です。描けないのでついに小説で!と決意しましたので、よろしければよろしくお願いします←は?













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初体験ってどんなもん?C(ひろたけss/※エロ注意)

この先、生温いですが過激な表現が含まれています。 エログロ大丈夫な方、18歳より上の方、passを打って、進んでください。 passは必読に書いてあります。 ↓ ↓ ↓ .

あなたに◎(SS)





まっすぐ思っていることを言えるあなたは素晴らしい。



僕はいつも正解を探して喋ってしまう。



他人の幸せを素直に褒めることができるあなたは素晴らしい。



僕は妬ましく思ってしまうから。



嫌なことと向き合って生きていけるあなたは素晴らしい。



僕はすぐに楽な方へと逃げてしまうから。





頑張ってるあなたは素晴らしい。



強いあなたも素晴らしい。



素直なあなたも、我が儘なあなたも、全部全部素晴らしいから、僕があなたに◎をあげる。




だから誰か、僕に◎をくれませんか?







毎日が辛い僕に。




こんないいところもなにもない僕に。













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たけしと美香でセッ●スしないと出れない部屋。(会話文)


突然ですが、


街外れにある洋館に肝試しで来ていたら、ひろしと卓郎とはぐれてしまった美香とたけし。
二人で館を探索していると、なんと部屋に閉じ込められてしまった!!誰も居なかった筈なのに、ドアが突然と閉まり、何をしても開かない。部屋にはど真ん中にダブルベッド、角にチェストと本棚、ドレッサーが置いてあるだけのシンプルな部屋だ。

二人は閉じ込められると同時に、目の前の壁に、青い何かで書いてある文字が目に飛び込みます。

この部屋からデタケレバ【セッ●スをしなさい。】


たけし「…」 美香「…」


思わず二人は同時に顔を会わせる。


たけし「これってもう古くないか?大分前にSNSで流行ったやつだろ?にしても、これがこの部屋の謎解きだとしたら、オレ達でしないと開かないのかな?ど…どうする?」


たけしはチラッとベッドに目をやり、頬を赤らめて口早に喋る。


美香「…短い人生だったわ。」


ささっと、ドアノブに館内で見つけたアイテム【縄】で輪っかを作り、美香は首を括ろうとしている。



たけし「ちょっ!?美香ちゃん!?早まらないで!!ってか、そのしにかたはオレの役目!!」


美香「だって、あんたとするなんてぜっっったいイヤ!!!しんだ方がましだわ!相手が卓郎なら喜んで受け入れたのに、なんでよりによってアンタなわけ!?」

たけし「ひ…ひどい(泣)」

美香「いい!?他にも何か方法があるはずよ!それを探すの!…って言っても、一緒にいるのがアンタじゃ、なんとかなる気0よね。こんな時ひろしか卓郎が居てくれたら、心強いのにな…。こんなところに肝試しなんて軽い気持ちで来たからバチが当たったのかな?(;ω;)」


たけし「美香ちゃん…。だ!大丈夫さ!!きっと二人で考えればなんとかなる!確かにオレは他の二人より頼りないかもしれないけど、頑張るから!!だから、美香ちゃんの初体験がこんな形で終わらないよう、考えよう。」

美香「たけし…」





『なによ…。あんたにとっては都合いいのに、格好付けちゃって…。ほら、身体まだ震えてんじゃん。閉じ込められてホントは怖いんでしょ?』





美香「ほんと、ダサッ…(ぼそり。)」






たけし「?な、なにかいった?」



美香「ううん。今頃卓郎とひろしがはぐれた私達を探してるはず!何も失うことなくここから出て、卓郎と再開するの!!まずは部屋の中に何かないか探すわよ!」

たけし「う、うん!!」



部屋の中を物色していると、
チェストの引き出しが、一ヶ所だけ鍵付きであることに気付く。


美香「他の引き出しの中は空なのに、ここだけ鍵付きなんて怪しいわね…。」


たけし「美香ちゃん!ベッドの下に小さな鍵が落ちてたよ!」

美香「それよ!!きっとチェストの鍵だわ!きっとこの中になにか、この部屋から出るヒントがあるのよ!!」




美香の予想通り、その小さな鍵は引き出しの鍵穴にピッタリと嵌まる。早速鍵付きの引き出しを解錠して、引いてみた。


美香「…!!!?これって!!!」

たけし「う、うわあぁ〜!!!///」



その引き出しの中身を見た二人は、驚いている。それもそのはず、引き出しの中には、なんとも種類の豊富なアダルトグッズが入っていた!!



たけし「お!大人の世界だぁ〜/////」



恥ずかしさでたけしは両手で顔を隠しているが、指の隙間からアダルトグッズを見ている。




美香「待って!!これって…」



そんなたけしを無視して、グッズを漁っている美香が見つけたのは…そう!!ペ●スバンドだ!!


美香「たけし?(たけしの肩に手を置く)」

たけし「…『すごぉ〜くイヤな予感。』」

美香「これは使えるわ!!これを私が付けて、アンタを犯せば!!私の処女は無事のままこの部屋から出られるわよ!!」

たけし「いやだ!!ぜっっっったいイヤだよ!!それをオレのケツに入れるってことだろ!?むりむりむりむり!!」

美香「それじゃぁアンタは一生ここにいるっての!?それとも!男のアンタのケ●●ナより、私の初めての方が大事じゃないって言うわけぇ!?」



美香がグイグイたけしに詰め寄る。


たけし「ひぃっ!?ちょ!美香ちゃん!?落ち着いて!!近い!近いよ!?」


美香「だだ、大丈夫よ!ローションだってあるし、痛いのは最初だけ。少しくらい我慢しなさいよ。こんなん付けて腰を振る私だって恥ずかしいんだからぁ!!」

たけし「ひぃっ!!!目が怖い!!これマジのやつだ!!美香ちゃんが恥ずかしさと出たさとで壊れた!!!誰か!!たすけ……てぇっ!?」





目の前がくるりと回り、天井のシャンデリアが目に移る。
美香ちゃんに追い詰められ、ベッドの上に倒れてしまった。






あぁ…神様。仏様。お母様…オレが何をしたって言うのですか?オレは反対だったんです。
こんな不気味な洋館に忍び込むなんて…





美香「男なら、覚悟を決めなさい!!」

たけし「…へへ。もう、ニゲラレナイ」



断れなかった弱虫なオレへの、試練なんですか?





たけし「あっ!!ぅわ!!……いやら!パンツ返して!!見ないで!!!美香ちや…」


美香「たけし…力抜きなさい?」






美香は頭が沸騰しきって言葉が届いていない。




たけし「あっ!!!ああぁぁぁぁーーー!!!!」











にしても、これが試練ってさ、酷くない?











ーしばらく御待ちください。ー




















美香「やった!!出られた!出られたわ!!私の処女も無事よ!!わぁーーーい!たけし!頑張ったわね!見直したわ( ´∀` )b」

たけし「…『身体中痛い。もうお婿いけない。美香ちゃんに見られた。そして美香ちゃん…激しかったな。(*´∀`*)ポッ』」



たけしは何かに目覚めそうだ。







卓郎「おーーーい!!二人とも!!無事で良かった!!気が付いたら居ないから探し回ったぜ!!」


美香「卓郎!!怖かったよぉ〜。゚(゚´Д`゚)゚。」


ひろし「散々館内を回りましたが、結局噂のブルーベリー色した全裸の巨人とやらもいませんし、不法侵入はよくありません。早目にここから出ましょう。にしても、やはり科学的に考えてそんなの噂の一人歩きだったみたいですね。」


卓郎「つまんねぇーこと言うなよ!中々のスリルだったろ!?とりあえず、そろそろ帰るか!またハグれても困るし、みんなちゃんとついてこいよ?」


ひろし「ところで、たけしくんが完全に魂抜けたような顔してますが、大丈夫ですか?」



たけし「…へへっ。そっとしておいてくれ。」











にしても、化け物の噂が偽物だとしたら、あの青い文字は誰の仕業だったのでしょう?



何故行為を終えたら鍵が開いたのか?



その答えは誰も知らないまま、




4人は誰一人欠けることなく、無事洋館を脱出しましたとさ☆めでたしめでたし。




たけし「めでたくねぇし!!オレはいろんなものをうしなったぞおぉーーーー!!!!!」




















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アホでごめんね☆



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