2019-10-6 20:05
すがっていたかった。
すっとこのまま、木陰の下のような、昼下がりの優しい風の中のような、
そんな穏やかな空間で庇護されていたかった。
行かないでほしい。
置いていかないでほしい。
終わらないでほしい。
(あれ、それは、私は私の人生を生きてるんだろうか。生きてない。)
こどもでいたかった。
のんびり微睡んでいたかった。
どうすればいい?、ってきいたら、
こうだよ、こうすればいいよ、って
示された道標を辿っていたかった。
(うまく、十分には辿れていなかったけれど)
でもダメなんだね
そんなことじゃ、私は救われないんだね。
ずっとこのモヤモヤしたままなんだ。
対症療法続けてても、ガス抜きだけしてても、根治しないものね。
その優しさを理想化してるのかな。
それ救世主にしてるな。
それをするなと言われてるんだ。
好きだけど、心を鬼にしてる。
対症療法を続けても根治しない。
すがらせたところで真には救われない。
真に好きだから、救われてほしいから、根治してほしいから、だから一度リセットするんだね。
魔法みたいに全てを様変わりさせる術はない。
地味に地道に着実に現実的に。
怖い。
こんなに私の足元はぼやけていたか?
こんなに足は頼りなかったか?
怖い。
救世主を探す私がいる。
でも救世主はいない。
そんなもので得られた救いは、救いじゃない。
茨の道が待ち受けている。
怖い。