ゆうさんが、わたしをすきだと言った日から
2度ほどうちでお話しした。


あの日は酔っ払っていたから、と

お酒も飲んでない、はっきりした状態で


ゆうさんは、またわたしがすきだ、と言った。




「もう、ずっと前からすき」だと、

「anちゃんしか見てない、興味ない」だと、

「恋愛感情として、すき」だと、


「こんなにも自分を想ってくれてる人がいる、
それがどんなに支えになっていたか」


「anちゃんの勝ちよ。
ずっと一緒にいたい。離したくない。」と。




いまだに信じられなくて、
不安で、こわくて、仕方ないわたしに

ゆうさんは、何度も何度もすきだと言ってくれた。






ああ、夢じゃなかったんだ。

この5年、想い続けてきてよかった。

諦めなくてよかった。


好きでいて、いいんだ。




嬉しくて、幸せで。


やっぱりまだ夢のようで。






ただ、付き合ってることになってるのか

ただ、好きだと伝え合っただけで
なにも変わっていないのか、わからなくて。




だからといって、付き合ってるの?なんて
聞く勇気もなくて。




「俺のanちゃんでしょう。
俺もanちゃんの。anちゃんだけの。

anちゃんが想ってくれているのなら
それでいい。それだけでいい。」


そんなこと言われたらもう。


そんな言葉をゆうさんから聞ける日がくるなんて


ゆうさんが、
わたしを好きになってくれる日がくるなんて


すき、って言い合える日がくるなんて


思ってもみなかった。想像もしてなかった。




すきで、だいすきで、いとおしくて。

ここ何日か浮かれてる。







ただ、距離感がわからない。

付き合ってるかどうか、わからないし
彼女なわけでも、彼氏なわけでもなかったとしたら

急に連絡取り合ったりとか
こう、べたべたするのも
なにこいつ、って思われそうだし。





都合のいい女で、嫌われないように

ゆうさんの気まぐれに任せてきたから。


どこまで近づいていいのか、
踏み込んでいいのか、わからない。




とりあえず、まだ、信じられない