全ての感覚がぐちゃぐちゃで戸惑う。
月のライトは嫌になって
お気に入りのお香は漂わない。
気持ち良いはずなのに。
ベッドでお話を読むのよ、そのつもりだったの。
なのに、何から何まで追いかけてきて
お願いだから、穏やかに寝かせて。
あなただって幸せなほうへ行きたいでしょ?
だから今は、ゆっくり眠らないと
明日の朝に負けちゃうわ
太陽の光は思ったよりずっと、ずっと、
輝いていて眩しいのよ。
エネルギーがなきゃ、前向きになれなくなっても当たり前じゃない。
そろそろ、私を分裂させるのはやめて。
眠りなさいな。
傷だらけを隠した大人の姿を
ベッドの中では子供に変えて
幸せになる練習をするのよ。
いつかの癒しが来るまでは。