キャッシングの利用者が急増している理由は、必要な時に面倒な手続きもなく、すぐに融資を受けられる点です。
保証人も必要なく、担保を用意しなくても個人で借りられますし、早ければ30分でお金を借りられることもあります。
最寄りのATMから返済したり、銀行口座から引き落としたりと、返済方法も自分で選べるもの魅力的です。
ところが、逆にキャッシングの利便性の高さが良いことばかりとも限りません。
あまりに簡単にお金が借りられてしまう為、借入しすぎた結果、返済金を工面するためにキャッシングを繰り返す、といった負のスパイラルに陥る人も少なくないですから、いくら便利でも、借り過ぎには注意してください。
お金を借りる「カード」というと、クレジットカードと金融会社のローンカードをごっちゃにしているパターンが意外と多いです。
簡単に言うと、この二つ、融資上限額(キャッシング部分)にものすごい差があるので、この際ご説明しましょう。
クレジットカードはショッピングの支払いがメインで、キャッシング枠は付帯的な存在なので、借りられる額も10万円くらいから始まり、多くて100万円くらいです。
それに比べて、カードローンの方はキャッシング(ローン)主体なので3ケタ万円の限度額が設定されていることも珍しくないです。
20歳を超えた学生でキャッシングしたいと思う方も多いと思います。
でも、もし学業に専念している場合はキャッシングで融資を受ける資格はありません。
返済能力の有無がキャッシングサービスでは最重要視されるためです。
ただ、現状としてアルバイトしていると偽って申込している学生も多いことは事実です。
学生向けのキャッシングの場合、電話でバイト先まで在籍確認する業者は稀ですし、収入証明書の提出も不要なので、誤魔化しやすいという背景があるからでしょう。
しかし、いくら嘘をついてキャッシングの利用が可能になっても、収入がない状態で借金をしていては、後で苦しくなるのは想像に難くないでしょう。
実際にカードローンを組む際に一番注意したいことは、何と言っても、カードローン会社の設定している金利なんですよね。
コマーシャルでもカードローン会社の宣伝は一つではありませんよね。
そして、CMで流れている金利って、それぞれの会社で違っていますよね。
金利が高く設定されていれば、そのぶん、返済時に高い利息を払う必要もあるのです。
ですので、金利を比較した上で、ローンを組むというのがおススメです。
これを言うと批判されるかもしれませんが、世間一般の借金に対する負のイメージ(遊興・自堕落・生活苦)などは、ちょっとおかしいように感じます。
滞納と借金のイメージを完全に同一視しているのではないでしょうか。
正社員以外で働く若年層や女性も、生活や自己投資などで一定のレベルを確保したいと思うのは当然です。
そこで向上心や目標を持ってお金を借りるのでしたら、陰口を言われたり、本人が後ろ暗く思う必要はまったくないと思います。
「人並み」のレベルを上げた「散財」は禁物ですし収支バランスを考慮すべきです。
金融業界としても積極的なイメージアップを図り、こうした人たちに向けた新しいプランを提供していく姿勢が求められると思います。