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桜の季節の終わってしまわぬ内に、備忘録としても遺しておきたい言葉がある 姥桜 (うばざくら) という言葉が元来 褒め言葉であったらしいことを御存知の現代人はどれくらいいらっしゃるだろうか 辞書には以下のようにある ………………………………………………………… 【 姥桜 】 1. 葉が出るより先に花が開く桜の通称 ヒガンザクラ・ウバヒガンなど 葉がないことを「歯無し」に掛けた語という 2. 女盛りを過ぎても、なお美しさや色気が残っている女性 …………………………………………………………… さて、どうだろう 「歯無し」に掛けてある時点で 何だかイケてない 昔昔なら、老人ともなれば歯が無くなっている人は確かに普通に多かったし、総入れ歯の方も結構見て来た記憶がある しかし現代になるにつれ歯科教育が進み、歯の残存率は上がっているようだ ここも現代には余りピンと来にくい部分だろう 2の「女盛りを過ぎても 〜 」のくだりは、「年齢を重ねても 〜 」とかに言い換えないと、今の世ではその時点で 張っ倒される (笑) 多分、この辞書の解説を書いた人は若くないだろうね 褒め言葉であったという解説にはなっていない気がする 「年齢を重ねても 美しさや色気のある人」 確かに意味するところは悪い気はしないだろう でもねぇ‥ 「桜」を使っても「姥」を使われてはねぇ‥ 悪意は感じるけどね これは私見だけれど、実は語源としても余り良くない言葉なのを、昔の男性の知識人が無理矢理 これは褒め言葉なんだと理由付けしたような気がする (笑) 何でもかんでも昔の人の語感が正しかった訳ではないからね この言葉に対する感じ方は、現代人のものの方が正しいのではないかな 姥桜‥ 知っていても 誰かとの会話の中で口から出すことのほぼ無い言葉 この言葉の辞書的な意味を知識として知ったとしても‥ ゆめゆめ「貴方は姥桜のようだ 💕」と好意のある人にお伝えになりませぬよう 張っ倒されますことよ _,,_ パーン ( ‘д‘) ⊂彡☆))Д´) |