14/03/31 01:53 (:政治)
「新形態の核実験、排除できず」北朝鮮、安保理を非難


「新形態の核実験、排除できず」
北朝鮮、安保理を非難

北朝鮮外務省は30日、弾道ミサイル「ノドン」発射をめぐる国連安全保障理事会の「報道機関向け談話」について、「核抑止力をさらに強化するための新たな形態の核実験も排除できないであう」と非難する声明を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。

声明は、今年に入ってから北朝鮮は朝鮮半島の緊張緩和に努力してきたにもかかわらず、米国は韓国と合同軍事演習を行ったと批判。ミサイル発射は「自衛的な軍事訓練」と強調した。発射を国連安保理決議違反とした談話については「絶対に容認しがたい」と主張。引き続き米国の敵視政策が続く場合は「敵が想像もつかない次の段階の措置もすべて整っている」と牽制(けんせい)した。

北朝鮮は2006年、09年、13年の3回にわたり核実験に踏み切っている。今回の声明により、北朝鮮は「新たな形態の核実験」を示唆することで核開発技術が進んだことを示し、米国に揺さぶりをかける狙いがあるとみられる。

ラヂオプレスによれば、北朝鮮の公式メディアで「新たな形態の核実験」との表現が使われた例はない。韓国政府関係者によると、北朝鮮はすでに4回目の核実験の準備を整えているという。

一方、韓国外交省報道官は30日、北朝鮮外務省声明について「深刻な憂慮を表明する」とした論評を発表した。北朝鮮に対し、核実験に踏み切れば「必ず代価を払うことになると肝に銘じなければならない」と警告。核放棄という戦略的決断を下した場合は、国際社会の一員としてより大きな協力を得られるとした。
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