無題
やぁ、5年前のわたし。
久しぶりに撫でにきたよ。
なんだろうね、くすぐったいどころか、じっとしていられなくなる感じ。危ない、危ない、ね。
まぁやっていることも思考も、相変わらずでそう大差ない気はしているけれど。
そうそう
一つ前の日記で、電話をかけてきた人と今も暮らしているよ
それと、憎らしくてとても大切で愛らしくて、歌と踊りが好きで、わたしのことが大好きな女の子も一緒に暮らしてる。もう2歳になったんだ。
日常も世界も人生も、この小さな生き物のおかげですっかり変わっちゃった。日がな一日ドロのように生きていたのが早起きして朝ごはん作ったりしてさ。
大好きだった煙草は大嫌いになって3年近く経つ。あのチェーンスモーカーがって、わたしもそう思うよ。やめたんだ、わらっちゃう。
未だに夢の中で吸ってたりするけれど。まぁ、いいのいいの夢だし。って思いながらドキドキしたりね。わらっちゃう。
5年かぁ
いなくなった人もずいぶん多いし、幸せそうだったり、しんどそうだったり。みんな、みんな、流れている。
ねぇ、あの頃のわたし。
たくさん傷ついてもがいてくれて、ありがとうね。
なにそれ、知らないよそんなこと。って煙草に火をつけて頬杖つくわたしが後ろで見てる。
ねぇ、もしかして知りたくなかったかな。ごめんね、言っちゃったよ。
どこまでも愚かで、いじらしくて可愛い過去たち。
また くるね。
・・・・